2016/12/08 片付け
このブログは前回の続きでパート2です。初回覧の方はパート1からお読みください。
家の中で猫を放置し続けるとどうなるか?
なぜこのような状況になってしまったのかは、お客様情報なので伏せさせていただきますが、猫の数が増え続ける事にはならなかったみたいです。
まず、餌を毎日与えに行くといっても、与える餌には限りがあります。戸締りがしっかりされていましたので、猫たちは家の中からは出れません。
限られた餌、限られた空間。この中で生活を続ける訳ですから、ストレスも凄かったのだと思います。
家の中は荒れ放題、猫がトイレの場所として使用していた箇所には、糞尿が20㎝くらいの高さになっていました。それが4か所もあり、骨だけになった猫の亡骸だけでも確認できただけで10匹分以上。
片づけ前に捕まえた猫だけで30匹以上。20年間以上餌だけ与え続けた結果です。
一本映画が作成出来そうな話です。まぁ一般受けしないでしょうが・・・。
家の中は臭いが凄まじく、最初の見積もり時も、マスクなしでは数秒で吐きそうでした。
片づけの最中は窓を開けて換気していたのですが、タイミング悪く、家の裏では新築工事中でした。作業を始めて30分もしないうちに、工事の方たち4名はどこかに行かれました。朝から作業を始めたのですが、工事の方を見たのは夕方になってからでした。
動物は飼うのならしっかりと最後まで面倒をみないといけないですね、ペットを飼われていた家を片づけるのはよくあるのですが、この現場は群を抜いていました。
ちなみに全て片づけ終わっても、壁や畳に臭いや汚れが染みついていて、まだまだ悪臭が酷かったです。今後解体をされるとの事で、ハウスクリーニングは行わない形でしたが、解体の時に臭いが大変だろうと思います。
お待たせ致しました。第一位の発表です。
二位と一位は迷ったのですが、最初のインパクトが凄かったので一位にしました。
岐阜県G市 店舗+住居の一軒家 店舗スペース約20畳 築年数約35年
この現場は見積もり時に、お客様が「外で待っているから中を見て来てほしい。」と言われてからがスタートでした。
散らかっているから、お見せするのが恥ずかしいとはよく言われますが、変わってる方だなぁくらいしか最初は思いませんでした。すぐにそう言ったお客様の理由は分かりました。
玄関のドアを開けた瞬間、大きなハエが何百匹と飛び出してきました。ビックリして思わず声をあげてしまい、ドアから手を放しました。再度、恐る恐るドアを開けると、壁が黒くなるくらいハエが飛んでいます。
これは初めて見た光景です。見積もり時に殺虫剤を持ってこれば良かったと思った現場は初でした。
とても何匹いるかを数えれるレベルではなく、この光景は三日三晩、悪夢を観そうなくらいのインパクトでした。
コンビニに走り、殺虫剤を購入。現場突入です。これは一般の人が入れるレベルではありません。お客様が躊躇するのがよくわかります。
ハエの原因はペットボトルに入った排泄物でした。1.5リットルや2リットルのペットボトルを半分に切って、それをトイレ替わりに使用されていたみたいです。これが家の中あちこちにあり、壮絶な現場でした。
この現場、作業人数6人でしたが、スタッフからの悲鳴が酷かったですね。一か月くらいの間、う〇こ う〇こ と会うたびに言われました。
これが今年の驚愕な現場トップ3でした。こんな凄い現場も片づけていますので、どんなに散らかっていてもお気軽にお電話で問い合わせください。
さて、かなりの長文になりましたが、最後まで読んで下さいまして誠にありがとうございます。
今年一年も様々なお客様からのご依頼ありがとうございました。
【こちらの記事もおすすめ】