2019/03/08 不用品回収
何でも買い取りますというキャッチコピーを鵜呑みにするのは、どうなのでしょうか。リサイクルショップを良く使う人なら「何でも買い取ります」の買い取り基準や境界線を把握していることでしょう。しかし、引っ越しや断捨離時などで始めてリサイクルショップを利用する人は、戸惑ってしまうこともあるのではないでしょうか。今回は「何でも買い取ります」という言葉に込められた意味を解説していきます。
「何でも買い取ります」このようなキャッチコピーを売りにしているリサイクル業者は、数多く存在します。
ですが「何でも買い取ります」の「何でも買い取り」は、実際のところ本当なのでしょうか。
何でも買い取りますというというから不用品を持って行ったのに、店頭で買い取り拒否をされたということにならないためにも、リサイクル業者やリサイクルショップに基本の知識を身につけることが大切なのです。
・不用品の買い取り業者って実際どんなもの?
不用品買い取り業者にもさまざまなタイプのものがあります。壊れた自動車まで買い取ってくれる車の解体業者などもありますが、一般の人に一番馴染みのあるのは「リサイクルショップ」を経営している不用品買い取り業者ではないでしょうか。リサイクルショップはユーザー(不用品を売りたい人、リサイクル商品を購入したい人)で成り立っている買い取り・販売業者のことです。
・どんなものを買い取ってくれるの?
不用品買い取り業者が運営するリサイクルショップは、ほとんどのお店が「何でも買い取ります」というフレーズをキャッチコピーにしています。
しかし、何でも買い取りをしていると言うわけではありません。リサイクルショップが嘘をついていると言うわけではもちろんなく「何でも」という言葉のニュアンスを、リサイクルショップを利用するユーザー自身がよく理解しておかなければなりません。
では、一体どのようなものを買い取ってくれるのか詳しく見ていきましょう。
・・まだ使える家電や家具
「何でも買い取ります」というフレーズの「何でも」には、まだ使えるものということが大前提です。
リサイクルショップなのですから、まだ使えるものしか買い取りしないということは当たり前のことですよね。
比較的綺麗な食器棚や食卓テーブル、ソファやベッドなどは比較的高く買い取ってくれるようです。
・・まだ使える雑貨や子どものおもちゃ
リサイクルショップでは、子どもが小さな頃に使っていたぬいぐるみや絵本、おもちゃなども買い取ってくれます。
比較的買い取り値段は安めですが、何かのおまけで付いていた安価なおもちゃまで買い取ってくれるリサイクルショップがほとんどです。
・・不要になった服や靴、アクセサリー
不要になった服や靴、またはアクセサリーも買い取ってもらえます。特に有名なメーカーやブランドだと、購入希望者も多いことから比較的高価で買い取ってもらえるようです。
あまりにも時代遅れなものでも、清潔に扱ってさえいれば買い取りをしてもらえる場合がほとんどです。
・リサイクル業者が買い取ってくれないもの
何でも買い取りますと謳っているリサイクルショップでも、買い取りを断られてしまうものがあります。
「何でも買い取ります」の中に含まれないものには、一体どのようなものがあるのでしょうか。
何でも買いとりますと謳うリサイクルショップが買い取ってくれないものをご紹介します。
・・自作の本や芸術品
何でも買い取りますと謳っているリサイクルショップが買い取ってくれないものの中に「自作で書いた本や芸術品」というものがあります。
リサイクルショップは、買い取ることで利益が生まれるものをユーザーから買い取るのです。
ですから、自分で書いた本や自分で作った絵画を買い取ってもらうことは少し難しいかもしれませんね。
・・壊れた家電や家具、雑貨
リサイクルショップがいくら「何でも買い取ります」と言っていたとしても、壊れた物まで買い取ってくれる訳ではありません。
壊れ具合にもよりますが、もう映らなくなったテレビや、電源の入らなくなったパソコンや家電、大きく破損して食器など、一般的にゴミと判断されるものは買い取りをしてもらえないということをきちんと認識しておきましょう。
・・生き物
「何でも買い取ります」の「何でも」に生き物は含まれません。今まで自分がペットとして飼っていた犬や猫をリサイクルショップに買い取ってもらおうなんて、いくら何でもモラルや倫理に反した行為です。
もう引っ越すから飼えなくなったという理由でリサイクルショップに持っていくのは、絶対にNGです。
・「何でも買い取ります」はユーザーのモラルが大前提で成り立つもの
リサイクルショップが謳っている「何でも買い取ります」というキャッチコピーは、リサイクルショップを利用するユーザーの常識やモラルで成り立つものです。
リサイクルショップの買い取り基準は、その店舗によって違うので、「買い取ってくれるか微妙なライン」のものは、一応持っていく価値はあります。
ですから、あまりにも常識を外れた不用や、誰の目から見ても「不用品」とカテゴライズされるものを持っていくことはおすすめできません。
リサイクルショップには、きちんと常識の範囲内の不用品を持っていきましょう。