2022/09/20 不用品回収
灯油の処分の仕方をご存じでしょうか?
冬の間にうまく使いきれば問題ありませんが、暖かい日が続いたり思ったよりもヒーターを使わなかった年には灯油が余ってしまって処分方法に困っている方もいるでしょう。
灯油は劣化すると重大な事故を引き起こすため、次の冬まで持ち越すこと自体が危険をはらんでいます。
今回は扱いが難しい灯油の処分方法についての記事です。
劣化した灯油を見分ける3つの方法
灯油は意外にも早く劣化します。
保存状態が悪ければ、酸化や不純物の混入が発生し、半月から2ヶ月程で変質することも少なくありません。
劣化した灯油を使用すると、火災や一酸化炭素中毒などの重大な事故を引き起こす恐れがあり、非常に危険です。
この章では、劣化した灯油を見分ける3つの方法をご紹介します。
古くなった灯油の見分け方
灯油専用の保存容器に入れて、直射日光や雨水の当たらない冷暗所で保管されていた場合、あまり見た目が変わらない場合もあるでしょう。
しかし灯油の酸化は確実に進行しており、成分は劣化しています。
灯油は酸化や紫外線などに弱い性質のため、長期保存には向きません。
長期保存されている灯油は古くなって劣化してしまっている可能性があるため、手持ちの灯油がいつ購入したものかは、きちんと覚えておくようにするとよいでしょう。
保存期間は最長でも6か月間を限度とし、前シーズンで使い残した灯油の使用は避けましょう。
参考:石油連盟 石油製品の使用推奨期間
変質した灯油の見分け方
正常な灯油は無色透明で独特の匂いですが、紫外線の影響や高温環境、酸化が影響して黄色や茶色に変色したり臭いがすっぱく変化した灯油のことを、変質灯油と呼びます。
見分け方は透明の容器を2つ用意し、片方には水、もう片方には灯油を入れて、臭いや色を比較します。
少しでも変色や臭いの違いを感じたら、使用は控えましょう。
不純物が混ざった灯油の見分け方
灯油に水やゴミ、灯油以外の油が混ざった状態を、不純灯油と呼びます。
不純灯油の見分け方も、変質灯油と同様に透明の容器に入れ、不純物が混ざっていないかを確認します。
水が混ざった場合は灯油と分離して水が底にたまりますが、他種の油の場合には灯油と混ざってしまって見分けがつかないため、混入の可能性があるときは使用を控えてください。
少量の灯油を処分する3つの方法
ストーブをしまうときは、中に残った灯油を処分してから行うことがおすすめです。
古くなった灯油を来シーズンに再利用すると、暖房器具の故障につながります。
この章では、ごく少量の灯油を処分する3つの方法をご紹介します。
新聞紙に染み込ませて捨てる
ごく少量の灯油なら、新聞に染み込ませて、燃えるゴミとして処分できる自治体があります。
やり方は、牛乳の紙パックやゴミ袋などに新聞紙を敷き、残った灯油を入れて吸わせます。新聞紙がない場合、古くなった布でもかまわないでしょう。
ただし、ほとんどの自治体では、灯油の回収をしていません。
灯油を引き取ってもらえるか、自治体への事前問い合わせが必須です。
台所用洗剤と混ぜて「化学雑巾」を作る
化学雑巾とは、雑巾に油剤を浸透させ、埃や細菌を吸着させて取り除く、掃除用具のことです。
作り方はとても簡単で、灯油小さじ1・水100㏄・住居用洗剤2㏄を、スプレータイプの容器に入れ振ります。
よく混ざったら乾いた雑巾に吹き付け、油剤が完全に乾いたらでき上がりです。
化学雑巾でフローリングを拭いたあとは、ワックスをかけたようなツヤが出ます。
ただし、化学雑巾を長時間フローリングの上に置いておくと、油剤が浸み込んで変色してしまいます。
使用後はすぐにフローリングから離しましょう。
大量の灯油を処分する3つの方法
灯油は特定管理産業廃棄物のため、処理の資格を持つ業者に引き取ってもらうことが大前提です。
この章では、大量の灯油を処分する際の、引き取り先を3つご紹介します。
ガソリンスタンドで引き取ってもらう
大量の灯油を処分したい場合は、ガソリンスタンドに問い合わせてみましょう。
引き取りサービスを行っていない店舗もありますが、ほとんどの店舗が不要な灯油を回収しています。
費用は無料か、有料でも500円程のため、自力で持ち込む場合におすすめです。
購入店舗やホームセンターで引き取ってもらう
灯油を購入した店舗や、ホームセンターでも引き取ってもらえる場合があります。
その際には購入を証明できるレシート、または領収書の持参が必要です。
しかし、ほとんどのホームセンターでは灯油を引き取っていません。
灯油を含む廃油は、特別管理産業廃棄物に分類されるため、資格がないと処理できないことが理由です。
したがって、引き取りの依頼をする際は、購入店舗への事前確認が必須でしょう。
不用品回収業者に依頼する
不要になった灯油を、自力でガソリンスタンドや購入店舗に持ち込めない場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
灯油の量に関係なく、自宅まで引き取りに来てくれるため、手間や時間がかかりません。
また、他にも不用品がある場合、まとめて引き取ってもらえるので一石二鳥です。
【弊社事例】灯油を回収した2つの事例
ここでは、弊社が引き取った事例をご紹介します。
作業時間や費用など、是非ご検討にお役立てください。
灯油を含めたガレージの片付け事例|名古屋市名東区
こちらは、80平米程あるガレージの中身を全て回収した事例です。
灯油をはじめ、木材・コンクリート・金属性の建築資材や、家具など、重量のある不用品を、合計2t車4台分回収致しました。
1日では終わらず、作業は2日にわたりましたが、費用は据置で30万円程でした。
灯油を含めた遺品整理の事例|岐阜市
こちらは、3階建て8LDDKKのお宅を、一部照明やカーテンなど残し、あとは全て回収した事例です。
家具やエアコンなどの大型の物から、中には灯油のポリタンクや、ライター、スプレー缶など、処分や取り扱いに気を付けなければいけない物もありました。
作業時間は約5時間、荷物はトラック5台分でしたが、液晶テレビや高価なお酒などを買い取らせて頂き、費用は合計26万円でした。
まとめ
灯油は持ち込みで回収をしてもらえるとはいえ、急な処分の際など、量が多いとその分重量も大きいため、運搬に大変な手間がかかってしまいます。
利用するサービス次第では、レシートや領収書が無ければ引き取ってもらえないこともあるため、保管していなければならない点も、灯油の処分を面倒にする一因です。
弊社では灯油の回収も承っております。
使いきれなかった灯油はあるが、自分での処理が難しい方は是非ご連絡ください。
GoodServiceでは、小さな物から大きく重量のある物、取り扱いに気を付けなければならない物の処分まで、幅広く受け付けております。
量に関係なくご自宅まで引き取りに伺いますので、お手間は取らせません。
また、処分したい貴重なお品物は適正な価格で買い取らせて頂きます。
不用品整理の際は、是非GoodServiceをご利用ください。
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