2018/05/17 リサイクル
ソファの中身はどうなっているのか・・・
などどお考えになった方はいないでしょうか?
ただ、いらなくなったソファを廃棄するだけではなく、再資源になるものをリサイクルするためにもソファを解体してみました。
今回のソファは両横に肘置きがあるタイプの男性一人で簡単に持ち上がるリクライニング二人掛けソファとなります。
ホームセンターなどでも見かける購入価格が10000円~15000円前後のものとなります。
まだまだ使える状態ですが、今のソファの中古事情はなかなか売れ行きが難しく、購入価格何十万するようなソファでしたら、少々汚れていてもリサイクルショップではすぐ売れるのですが、このような安価なタイプのソファを再販となると購入者の需要が無くどれだけ安く販売してもなかなか再販が難しくなり、綺麗な状態ですが泣く泣くカッターを入れることとなりました。
中古のソファはリサイクルショップでの売り場面積に対して単価が安く、今ではリサイクルショップもソファ事態の取り扱いをするところも減ってきました。
解体スタート!
まずソファの仕組みとしてこのタイプは全体骨組みとして鉄のパイプが使用されております。
そのパイプを抜き出すことが今回の解体の目的となります。
まずソファを裏返して裏の面から角に沿ってカッターの刃を入れていきます。
そうすると裏の布、薄めのスポンジ、メインのクッションという層になっております。
そのメインのクッションの中に埋もれているのが・・
鉄製のパイプフレームとなります。
皆さんご存知ないかもしれませんが、画像のように一番重要な体重を支えている部分は、梱包用のPPバンドなのです。
鉄製のパイプフレームの端と端を約15センチ間隔くらいでPPバンドを張り巡らしてその上にリサイクルされたクッション材により挟み込みをされているのです。
実は毎日梱包用のPPバンドの上で生活をしていたのです!!
画像のスポンジ状のクッションは台所の食器洗い用のスポンジと変わらないくらい非常に柔らかく、このスポンジだけでは体重は支えられないのです。
ですので、鉄フレームとPPバンドがソファのメインとなっているのです。
解体を進めていく中で、すべてのPPバンドをカッターで切断していき、フレーム部分に挟まっているスポンジに切れ目をいれ、パイプを抜き出していきます。
そうすると、布・スポンジ・PPバンド・鉄と分別ができました。
所要時間は約10分
10分で簡単に再資源の材料を仕分けできました。
ご自宅で実行しようとしても簡単に出るかと思います。
多少手間がかかりますが、スポンジや布部分は細かく切断をすればゴミ袋に入れてゴミの指定日に出すことも可能です。
クッション材は梱包するときの緩衝材としても利用できたりもしますので、個人売買で何か梱包するときに大きく役立つ可能性もございます。
実際、ホームセンターの梱包材料などを売っている売り場コーナーにはこのようなクッションを目にすることもあります。
そうすると残るのは鉄のフレームだけです。
この鉄は、各地域に鉄のリサイクルをしている工場があるかと思いますので、そこにお持ち込みされれば、大抵の場合は無料で引き取りをしてくれます。
時間と手間はかかりますが、これで粗大ごみが無料で処理でき、そのまま捨てるよりも地球環境に良い処理方法ができます。
粗大ごみをそのまま捨てる前に、手間をかけてみるのはいかがでしょうか。
思わぬ節約になる可能性もありますよ。