2024/07/02 不用品処分不用品回収
研いでも使えなくなってしまった包丁やカッターナイフなどの刃物類の処分方法に困ったことはありませんか?
そのまま捨ててしまうと、怪我をする可能性があるため非常に危険です。
普段出るごみと違い、刃物類は頻繁に捨てるものではないため、「処分方法を忘れてしまった」「そもそも処分の仕方を知らない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は知っておいて損はない、刃物の処分方法についてご紹介します。
目次
【包丁の素材別】捨て方の注意点
包丁を捨てる場合、まずは包丁の素材を把握しなくてはなりません。
次に、捨てる包丁がどの区分のごみに該当するのかを確認します。
包丁の素材とそれぞれの捨て方の注意点について、以下の表にまとめました。
素材 | 用途 | 注意点 |
ステンレス鋼 | 家庭用包丁、業務用包丁 | 「不燃ごみ」または「金属ごみ」に該当 |
セラミック | 家庭用包丁 | 陶器製のため「金属ごみ」として扱えない |
鋼 | 業務用包丁 | 「不燃ごみ」または「金属ごみ」に該当 |
チタン | 家庭用包丁 | 「不燃ごみ」または「金属ごみ」に該当 |
セラミック製の包丁は、不燃ごみとして扱う自治体がほとんどです。
その他の素材の包丁の場合は、念のためお住まいの自治体に確認しましょう。
包丁を捨てる4つのタイミング
包丁を捨てるタイミングが分からず困っている人は少なくありません。
ここでは、包丁を捨てるタイミングとなる4つのタイミングをご紹介します。
柄が傷んでいる
柄の部分を見れば、捨てるタイミングを判断できます。
多くの場合、包丁の寿命は刃こぼれで判断されますが、柄の状態で捨てるタイミングを見極めた方が安全です。
なぜなら、柄に傷みや緩みがある状態で使うと、刃の部分が柄から外れて怪我をする可能性があるためです。
包丁を持った時や何かを切る際、柄に違和感を感じたら早めの買い替えをおすすめします。場合によっては傷んだ柄のみを交換することも可能です。
交換にかかる費用は、店舗や柄の素材、包丁の種類によって異なります。高額な包丁の場合は、慎重に判断しましょう。
柄が外れた
完全に柄が外れた場合も捨てるタイミングです。
柄が外れる原因は、柄自体に問題があるケースと、刀身の根元が錆びているケースに分けられます。
柄に問題があるケースでは、捨てずに新しい柄を取り付ける選択肢もあります。
一方で、刀身の錆が原因のケースは、使い続けるための費用が高額になることが多く、思い入れのある包丁でなければ買い替えがおすすめです。
切れ味が悪い
多くの方にとっての包丁を捨てるタイミングは切れ味の悪化です。
切れ味が落ちた包丁を使い続けると、調理の効率が悪くなるだけではなく、怪我の原因にもなりかねません。
ただし、包丁の切れ味は研ぐことで復活するケースもあります。
怖くて研げない、研いでもすぐに切れ味が落ちる、包丁の状態が悪く研ぎに時間がかかるなどの理由があれば、処分を検討しましょう。
刃が欠けた
欠けた刃の範囲が小さい場合、研いで修正することでまた使える可能性があります。
ただし、5mm以上の範囲が欠けてしまった場合、研いで修正するには多くの時間と高い技術が必要です。
よって、刃が5mm以上欠けたら捨てるタイミングと見てよいでしょう。
自分で処分する前に!包丁の捨て方
刃物の処分方法はとても簡単です。
基本的にどの自治体においても、刃物の部分を覆ってから処分するよう定められています。
刃の部分を紙やテープなどで撒いて、切れないようにします。
そのあとは、各自治体のルールに沿った分別をして処分するだけです。
ちなみに名古屋市では、新聞紙やいらなくなった紙類に包んだ後、「キケン」と書いて不燃ごみとして捨てます。
はさみについては、そのまま捨てられる地域もありますが、安全のためにガムテープなどで包んでから処分すると良いでしょう。
また、自治体の定めたルールには、刃物以外に針金や針など、怪我の恐れがあるものは全て紙に包んで「キケン」と書いておくよう定められている場合もあります。
怪我につながらないように、ごみ収集の担当者にも分かりやすくしておくことが大切です。
刃物の取り扱いには十分注意をしましょう。
包丁を包む
包丁を自分で捨てる際は、まずは以下のものを用意します。
- 軍手、耐刃手袋
- 新聞紙、布など
- 自治体が指定するごみ袋
- ガムテープ
- 油性ペン
これらを使って、以下の手順に沿って包丁を包みます。
- 軍手や耐刃手袋をする
- 新聞紙や布などで巻く
- ガムテープで固定
- 指定のごみ袋に入れる
- 油性ペンで「キケン」や「包丁」など記入
重要なことは、包丁をしっかりと包んで、危険物が包まれていることを見て分かるようにしておくことです。
捨てる時や回収してもらう際の怪我を未然に防ぐためにも、ここでご紹介した準備物と手順を守って包丁を捨てましょう。
包丁を供養する
また、使えなくなった包丁を捨てるのではなく、供養する方法があります。
供養する方法は大きく分けて以下の2つです。
- 供養できる店舗に依頼する
- 供養できる神社に依頼する
大切に使ってきた包丁を捨てることに抵抗がある方にはおすすめです。
ちなみに、GoodServiceでは合同供養を行っています。
気になる方は気軽にお問い合わせください。
包丁を処分する4つの依頼先
包丁を捨てる際、どこに依頼すればよいのかが分からないとの声も耳にします。
ここでは、包丁の処分を請け負ってもらえる4つの依頼先をご紹介します。
自治体のごみに出す
処分方法は自治体によって異なるため、ごみ出しのルールを事前に確認しておく必要があります。
例えば、包丁を「金属ごみ」とする地域もあれば、「不燃ごみ」として扱う地域もあります。
その他にも、包丁を包んだ袋には、危険物や刃物であることを記載しなければならない場合もあるため、事前に自治体に確認しましょう。
ちなみに名古屋市では、刃物は「不燃ごみ」に分類されており、ごみを出す際は丈夫な紙に包み、「キケン」と記載する指定があります。
不用品業者に回収を依頼する
不用品を回収してくれる業者に依頼する方法もあります。
業者に依頼するメリットは以下の3点です。
- 業者に依頼すれば処分方法を調べる必要がない
- 安全に処分できる
- 引き取りに来てくれる
不用品を回収してくれる業者は、全国に存在します。
インターネットでお住まいの地域の不用品回収業者を調べてみましょう。
インターネットで出品する
最近では、「ヤフオク」や「メルカリ」などを使ってインターネットで出品する方法も登場しています。
これらのサービスは、簡単な会員登録を済ませるだけで、不用なものを出品できるため、手軽に包丁を売却できます。
ただし、出品しても買い手が現れるまで処分できないことには注意が必要です。
今すぐ処分したい方は、他の方法を検討しましょう。
刃物のリサイクルサービスで回収してもらう
岐阜県の関市にある「岐阜県関刃物産業連合会」では、刃物のリサイクルサービスを実施しています。
回収した刃物は毎年11月8日に供養して、その後にリサイクルされる仕組みです。
リサイクルされる刃物は一度溶かされて、新しい刃物に生まれ変わります。
このサービスの利用方法は、全国各地に設置してある「刃物回収ボックス」に刃物を入れるか、岐阜県関刃物産業連合会に刃物を郵送する方法の2通りとなります。
包丁の捨て方に不安がある方はグッドサービスにお任せください
そこまで頻繁に捨てるものではない刃物。処分の方法を知らない方も少なくありません。
そのまま捨てると、袋から刃が飛び出して怪我をする危険があるため、正しい処分方法を知っておくことが大切です。
弊社では包丁やカッターナイフなど、刃物の回収も承っています。
処分の方法が分からない方や、紙やガムテープで巻くことができない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
GoodServiceでは、刃物の回収も行っています。お気軽にご連絡ください。
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