2025/07/28 お掃除のコツ不用品処分
寒い冬に欠かせない暖房器具のひとつがストーブです。
しかし、使わなくなったストーブをいざ処分しようとすると、「どうやって捨てればいいの?」「燃料ごとに違うの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
実は、ストーブにはいくつかの種類があり、タイプによって処分方法が異なります。
本記事では、ストーブの種類別に正しい処分方法や注意点、自治体回収・買取・不用品回収などの選択肢についてわかりやすく解説します。
寒い時期に出番が増える3種類のストーブ
寒さが厳しい季節に欠かせない暖房器具「ストーブ」。
実はストーブにはいくつか種類があり、それぞれ特徴や処分方法が異なります。まずは、代表的な3つのストーブの種類と特徴を見てみましょう。
①空気の乾燥を防げるガスストーブ
ガス栓やカセットボンベを使って暖を取る「ガスストーブ」は、点火からの立ち上がりが早いのが最大の特長。
寒い朝や帰宅直後でもすぐに部屋を温められるため、即暖性を重視する方に人気です。
また、適切な換気を行えば匂いも気になりにくく、安全装置付きの製品が多いため震災時にも安心して使用できます。
メリット
・立ち上がりが早くすぐに暖まる
・空気が乾燥しにくい
・安全装置付きで安心
デメリット
・火力調整が難しい
・製品の選択肢が少なめ
②気軽に使える電気ストーブ
赤外線や遠赤外線などの熱エネルギーによって部屋を温めてくれる電気ストーブは、ガスストーブや灯油ストーブのように燃料が必要ないため、手軽に使えるという特徴があります。
コンセントがあればどこでも使用できるため、家の中でも部屋に持って行きやすく使い勝手が良いです。
部屋から部屋へ持ち運びしやすく、脱衣所や足元などのスポット暖房としても活躍します。
また、電気ストーブには温まりが早く、空気を汚しにくいというメリットもあります。
メリット
・燃料不要で手軽に使える
・温まりが早く空気を汚さない
・持ち運びしやすく設置も簡単
デメリット
・部屋が乾燥しやすい
・消費電力が高く電気代がかかる
※乾燥対策として加湿器との併用がおすすめです。
③パワフルで暖かい灯油(石油)ストーブ
「灯油ストーブ」や「石油ストーブ」と呼ばれるタイプは、燃料に灯油を使うため暖房能力が高いのが特徴。
灯油はエネルギー効率が良いため、電気代をなるべく抑えたい方に適しています。
灯油ストーブには2種類あり、
・対流型:広い空間に適しており、学校や施設向き
・反射型:コンパクトで、家庭用の小部屋に最適
と使い分けができます。
メリット
・暖房能力が高く光熱費を抑えやすい
・広い空間にも対応できる
デメリット
・燃料の保管や補充が必要
・においや換気対策が必要
・処分時には灯油を抜くなど手間がかかる
※灯油ストーブと石油ストーブは呼び方の違いで、基本的には同じものです。
ストーブの燃料ごとに処理方法は変わる
ストーブの処分方法は、ガス・電気・灯油(石油)といった燃料の種類によって異なります。
なぜなら、それぞれのストーブには異なる構造や安全上の注意点があり、処理方法にも違いが出るためです。
ここでは、ストーブの種類別に正しい処分方法を解説していきます。
ガスストーブの処分方法|比較的ラクに捨てられる
ガスストーブは比較的処分しやすいタイプです。
多くの自治体で「不燃ごみ」または「粗大ごみ」として処分できます。
ストーブを不燃ごみまたは粗大ごみとして処分する際は、お住まいの自治体によって分類や出し方が異なるため、必ず自治体のルールに従って処分しましょう。粗大ごみとして扱われる自治体にお住まいの場合は、事前に回収を申し込んだり料金分のシールの購入が必要です。
また、状態が良ければ買取サービスの利用も検討できます。
ただし、買取サービスの対象となるストーブは比較的新しいもののみで、目安として、製造5年以内で動作確認ができれば買い取ってもらえるかもしれません。
電池を抜いてから処分する電気ストーブ
電気ストーブも、基本的な処分方法はガスストーブと同じです。
ただし、内部に電池が内蔵されているタイプの場合は、必ず事前に電池を抜いてください。
処分前の注意点:
-
電源プラグを抜く
-
内蔵の電池を取り外す
-
電源コードが断線していないか確認
処分方法はガスストーブと同様に自治体の回収か、不用品回収業者、あるいは買取サービスの活用となります。
処分にひと手間必要な灯油(石油)ストーブ
灯油ストーブは、最も処分に手間がかかります。なぜなら、灯油を使う灯油ストーブは中身の灯油を抜いて処分しなければならないからです。
中身の灯油を抜く方法は以下の通りです。
▶ 灯油の抜き方(安全手順)
1.ストーブを消火して完全に冷ます
2.手袋を着用し、本体から油タンクを取り外す
3.油タンクの給油口の口金を外す
4.給油ポンプを油タンクの底まで押し込む
5.空のポリタンクやバケツにタンク内の灯油を全て移す
抜き取った灯油は、近くのガソリンスタンドで引き取ってもらえる場合があります。
または、灯油を使用している家庭や知人に譲るのも一つの方法です。
▶ 灯油を使い切る方法
灯油の量が少ない場合は、「空焚き」によって使い切る方法もあります。
※安全のため、必ずメーカーが推奨する方法で行いましょう。
ストーブは自治体で処分可能。ただしルールに注意!
不要になったストーブは、自治体(行政)の回収サービスを利用して処分できます。
ただし、自治体ごとにルールや分別基準が異なるため、正しい方法で申し込まなければ回収してもらえません。
ここでは、行政に処分を依頼する際の手順や、不燃ごみ・粗大ごみの区分、費用の目安について詳しく解説します。
大きさで決まる不燃ゴミか粗大ゴミの区分
ストーブを不燃ごみとして出せるか、粗大ごみになるかは大きさで決まることが多いです。お住まいの自治体に必ず確認し、自治体のルールに従って処分しなければなりません。
一例:
・横浜市・大阪市:一辺の長さが30cm以上 → 粗大ごみ
・千葉市:不燃ごみ袋に入らない大きさ → 粗大ごみ
また、粗大ごみであっても「灯油が残っていないこと」「乾電池を抜いてあること」が条件になります。
処分前に必ず中身を確認・除去しておきましょう。
粗大ゴミの場合の自治体回収の基本的な流れ
粗大ゴミを処分する際は、以下の流れが基本です。
1.自治体の「粗大ごみ受付センター」などに申し込む
2.必要な手数料分の粗大ごみ処理券(シール)を購入
3.予約した日に指定場所に出す(建物前・指定集積所など)
※粗大ごみ処理券は、コンビニやスーパーなどで購入できます。
※申し込みやシール貼付のルールは自治体ごとに異なるため、事前確認を忘れずに!
処分には手数料がかかる場合もある
ストーブを粗大ごみとして処分する場合は、処理手数料がかかります。
手数料は「粗大ごみ処理券(シール)」を購入して支払うのが一般的です。
手数料の例:
東京都文京区:ストーブの処分料は300円(粗大ごみ扱い)
一方で、ストーブが不燃ごみに分類される場合は、手数料がかからないケースもあります。
ただし、分別基準や出し方は自治体によって異なるため、必ずお住まいの自治体ルールを確認しましょう。
行政での処理は少し面倒
自治体回収は安心・低コストな一方で、以下のような手間がかかるデメリットもあります。
・粗大ゴミになる場合、申し込み・予約・シール購入などの事前準備が必要
・回収日が限られている
・運び出しは基本的に自分で行う必要がある
そのため、「今すぐ処分したい」「手続きが面倒」「できればお金に換えたい」と考えている方は、次に紹介する買取サービスや不用品回収業者の活用も選択肢に入れてみましょう。
行政以外にも選択肢はある!ストーブの処分方法いろいろ
「ストーブをすぐに処分したい」「できればお金に換えたい」「手続きが面倒」といった場合には、買取サービスや不用品回収業者の利用が有効です。
ここでは、自治体以外でストーブを処分する方法について、それぞれの特徴と注意点を詳しく紹介します。
家電量販店での引取サービス
ストーブを新しく買い替える場合、購入先の家電量販店によっては古いストーブを引き取ってくれるサービスがあります。
・無料回収や、下取り割引のキャンペーンが実施されることもあります。
・店舗や時期によって対応内容が異なるため、購入前に確認しましょう。
ただし、引取サービスの有無は家電量販店によって異なります。買い替えのために古いストーブを処分したい場合は、家電量販店に相談してみましょう。
高価買取も狙えるリサイクルショップ
まだ使えるストーブであればリサイクルショップに売る方法もあります。リサイクルショップに買い取ってもらえば、手数料が掛かるどころかお金を受け取ることができ、状態や製品によっては思わぬ価格で買い取ってもらえるかもしれません。
・製造から5年以内、動作確認済であれば査定がつきやすい傾向があります。
・製品や状態によっては無料での引き取りになる場合もあります。
但し買取対象となるかどうかは、店舗により基準が異なります。
フリマアプリを活用して売却
メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用すれば、自分の希望価格でストーブを出品することも可能です。
・スマートフォンで簡単に出品でき、売れれば現金を受け取れます。
・発送作業や送料負担、販売手数料(販売価格の数%)がかかる点には注意が必要です。
リサイクルショップが近くにない場合や、少しでも高く売りたい場合に適しています。
石油ストーブは買取が難しい場合が多い
リサイクルショップやフリマアプリでストーブを買い取ってもらえばお金がもらえますが、石油ストーブの場合はおすすめしません。なぜなら、石油ストーブの買取は難しく手間もかかるからです。
石油ストーブの買取が難しい理由は、石油ストーブで一度使用したものは危険物扱いとなるからです。特に、中古の石油ストーブは発送方法が限られるため、フリマアプリで売ると発送手続きに手間がかかります。
また、古い物は危険なので基本的に買取を拒否されることが多く、比較的新しい石油ストーブでも未使用の新品以外は買取を拒否されるケースもあります。
以上のことから、石油ストーブはリサイクルショップやフリマアプリでの買取は難しいでしょう。
手間が大幅に省ける不用品回収業者
もっとも手間を省ける方法が、不用品回収業者への依頼です。
・自宅まで回収に来てくれるため、持ち運びや手続きの負担がありません。
・即日対応可能な業者もあり、急いでいるときにも便利です。
・粗大ごみシールの購入や申込みが不要です。
引越しや大量の片付けを伴うタイミングで、まとめて処分したいときにも適しています。
業者選びに注意|悪質業者にご注意ください
手間が大幅に省ける不用品回収業者ですが、悪質な業者に騙されないようにご注意ください。
不用品回収業者を名乗る人や企業の中には、違法な行為をしている業者もいます。悪質な業者に依頼すると、高額な回収費用を請求されたりなどトラブルになりかねないため、WEBで業者を選ぶ際は特に気を付けましょう。
HPでよさそうな業者と思ってもその会社の所在地やマップなどでその所在地が存在してしっかりと倉庫や店舗を構えて営業をしているかの確認をしましょう。
名古屋で依頼業者を探しているのに、ホームページの会社案内を見ると関東の会社だったりと実態がよくわからない業者でしたらぼったくり業者の可能性があると考えてみてください。
まとめ
ストーブの処分方法には、自治体回収・リサイクルショップ・フリマアプリ・不用品回収業者などさまざまな選択肢があります。
中でも、手続きの手間を省きたい方や、すぐに処分したい方には不用品回収業者の利用がおすすめです。
名古屋や岐阜でストーブの処分をご検討中の方は、ぜひグッドサービスへご相談ください。
・お見積もり無料
・追加料金・出張料・キャンセル料すべて0円
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使わなくなったストーブの処分にお困りの際は、手間なく・安心して依頼できる不用品回収のプロ、グッドサービスにお気軽にお問い合わせください。