名古屋市名東区にて孤独死後の１Kアパート片付けと簡易清掃

この度紹介させていただく作業は名古屋市名東区のとあるアパートの一室の片付け作業です。

まず、第一報はお電話でお問い合わせいただいたのですが、その時点では一人暮らしのご入居者様が亡くなられて、

ご遺体の状態があまりよくないということでした。

臭いもあるとのことでしたので、家財の片付け回収、場合によっては特殊清掃・内装作業まで視野に入れて現地に伺いました。

まず、玄関に入った時点での臭いですが、いわゆる人が亡くなった現場の臭いという感じではなく、生活臭とたばこの臭いといった印象でした。

割と不精な方や男性の一人暮らしで長年同じ部屋で過ごしているとこのような臭いになることが多いような気がします。

荷物もずいぶん少ない方のようです。

自炊はあまりされない方のようで鍋やフライパン食器は最低限のものといった感じです。

そのせいもあってか、逆に比較的きれいでした。

どうやらこちらで亡くなられていたようです。

マットがかぶせられていますが、この下も状態としてはさほどひどい状況にはなっていませんでした。

事件性はないとのことでしたが、ご自宅で亡くなった場合は、事件性の有無に関わらず警察の方が必ず検死をされるそうです。

想像するに、発見された時に警察の方も何人も来てかなりの大事になっていたので、ご遺体の状態もかなり悪いと思われたのではないでしょうか。

おそらく、割と発見が早かったのかもしれません。しかし、私も孤独死の現場を何度も対応させていただいていますが、発見が遅いからといって現場の状態も悪いかというと一概には言えないような気がします。

もちろん、季節などにもよりますが、お亡くなりになった方の体質や体調などによっても大きく変わるような気がします。

さて、今回は幸いにも壁材や床材の中に浸み込んだり、さらのその下の構造物などに浸潤していなかったので、ごく簡単な清掃で対応可能でした。

表面を濡らした雑巾などで拭い、その後一般的な掃除用洗剤で清掃しました。

きれいに落ちましたので、その後に次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒して、今回は十分かと思います。

リビングも物がとても少ない方です。ここから先は通常の片付け作業となります。

煙草を吸われる方ですので、どうしても部屋がヤニ汚れでぺたぺたしてきます。

臭いも孤独死の臭いというよりは人の脂の臭いや生活臭といった感じです。

敷物をどけるとよくわかります。

現場を見るまでは緊張しましたが、問題なく作業完了しました。

担当　黒谷