除草(じょそう)
庭や私有地に生えている雑草を無くそうと思ったとき、どのように対処しますか?
一般的によく考えられるのは少しずつ抜いていく、もしくは草刈り機を使う等なのではないでしょうか。
実は雑草の種類によっては効果がない場合もあります。
今回は除草についてお伝えできればと思います。
目次
雑草の種類
- 一年草…春に成長して冬に枯れるものと秋に成長して夏に枯れるものがあります。
- 多年草…多年草は一年草とは異なり長い期間成長し続けます。枯れているように見えても実は根っこが生きている場合がほとんどです。
こうしてみると除草をする時期というものは特になく、一年中雑草は生えてきます。
こまめに抜いていくのが一番良いでしょうが面倒だし継続していくのは苦手だな、と思う方も少なくないのではないでしょうか。
除草の仕方
除草の仕方は本当にいろいろあります。
耕運機などで雑草ごと切り刻めばいいと思われる方もいるかもしれません。
ですが多年草はかなりしぶとく切り刻まれてもまたそこから成長していきます。
切り刻めば刻むほど雑草がふえてしまうかのうせいがあるのでできるだけ控えましょう。
①まず、少ない量だったらその都度こまめに抜いていくことです。
これは先ほども伝えましたが続かなかったり面倒だなと思ったりする方も多いかと思われるのでなかなかやる気にもならないかもしれません。
ですが、一番これがきれいに保つ方法かとは思います。
②雑草がたくさん生えてしまって少しずつ抜いていく余裕はない、茎も根も成長して抜くことすら難しい、というような場合は除草剤に頼るとよいでしょう。
昨今では自然由来の除草剤や動物にも比較的優しい除草剤も取り扱われています。
いろんな除草剤があるのでご自身の環境に沿った除草剤を使ってみるとよいでしょう。
動物に優しい除草剤があるとはいえ、皮膚や目についてしまった場合はすぐに洗い流して必要であれば病院に行くようにしましょう。
③水に溶かした重曹を撒く方法もありますが強い除草効果は見られません。
重曹には植物の成分を壊す作用があります。
弱い雑草であればそのまま枯れますが強い雑草だとなかなか効果がみられません。
もし重曹で除草をしたいような場合は一度雑草を傷つけてからその傷口に重曹が入るようにして撒いていく必要があります。
④ほかにも熱湯をかけて除草をする方法もあります。
熱湯をかけることで雑草が茹り、光合成をできなくして成長を止めることができます。
ですが根っこまでに熱湯が行くとは限らないので多年草などの雑草は根絶やしにするのは難しいです。
⑤とにかく除草はもうしたくない、面倒だ、という方は除草シートを使う方法もあります。
除草シートを使うことで雑草を生えにくくさせることができます。
見栄えがあまりよくないと思われる方は砂利やウッドチップを敷くとよいでしょう。
ただ、消耗品でもあるので定期的に張り替える必要があり、少し手間がかかります。
さらに、土との間に隙間ができてしまうと除草シートの下から雑草が生えてきてしまう可能性もあるので除草シートを使う際は注意する必要があります。
⑥塩水を撒いて除草する方法もありますがこの方法は極力控えましょう。
塩水を撒くことで雑草はもちろん、野菜も花も全く生えなくなります。
ですが、土の状態も悪くなってしまうため、もし土地を売ることになったときかなり不利になります。
分解することもできないので長い年月をかけて塩水が引いていくことを待つことしかできません。
また、水なのでほかの人の家にまで塩水が渡ってしまいトラブルになる可能性もあります。
また、除草をする際にはしっかり防備をして行いましょう。
肌が露出したまま除草を行ってしまうと肌が荒れてしまったり虫に刺されてしまったりすることもあります。
熱中症も防ぐことができるよう、通気性の良い長そで、首を守るためにタオルを巻き、帽子もかぶるようにしましょう。
こまめに休憩もしてしっかり水分補給もしながら除草をしましょう。