直葬(ちょくそう)
目次
葬儀の違い
一般的な葬儀:臨終→通夜→告別式・火葬
一日葬:臨終→告別式・葬儀
直葬:臨終→火葬
数年前までは金色で豪華な霊柩車が走っていたり大きな花輪を建てたりする葬儀がほとんどでした。ですが昨今では静かに葬儀を行う事例が増えています。親戚間の関係が希薄になってきたりあまり目立つ葬儀をしてしまうと近隣の人から苦情を言われてしまうなどの理由から小規模の葬儀を好まれる方が増えてきました。ほかにも亡くなった方の親族や親しかった方なども高齢で既に亡くなっていることも少なからずあり、そういった理由からも大規模な葬儀を行うことは少なくなってきました。直葬の他にも火葬式ともいわれることがあります。亡くなられたら葬儀社にまず連絡をします。その際に遺体を安置所またはお自宅まで移動していただけます。火葬のみとは言えども亡くなった直後に火葬をすることはできず、法律上24時間以内は火葬を行ってはいけないと決められています。それまでは安置所や自宅の1室にて安置しておくことが必要です。賃貸に住んでいることから部屋に入れられない場合は安置所を探す必要があります。病室で亡くなった場合でも長時間の安置は受け付けていないところがほとんどなので霊安室や安置所をある程度早めに探しておく必要があります。また都心部や都会から離れた場所に住んでいる場合、葬儀場が空いておらず数日間待たなくてはいけない場合も出てきます。その際にはエンバーミングを行ったり腐敗が進んでしまわないよう処置をする必要が出てくるのでこちらもあらかじめ念頭に置いておくことが必要です。納棺から納骨までの時間はだいたい3時間前後が目安になっていて実際できるお別れの時間は10分程度になっています。一般的な葬儀は150万前後の費用が掛かるのに対して直葬は30万前後とおよそ1/5の費用で行うことができます。
メリット
費用が格段に抑えられる。規模が小さくまた通夜や告別式を行わないのでその分の費用を抑えることができます。また一般的な葬儀であれば当日参列者に対してあいさつをしたり対応に追われることが多々あります。直葬の場合は身近な親族のみで行われることが多いのでゆっくり自分の気持ちと向き合う時間が生まれます。ほかにも希望する葬儀場が遠方にあってすぐに葬儀ができない場合もあります。その場合には直葬でまず葬儀を済ませて一旦落ち着いてから後日故人の人が希望していた葬儀場まで運んでいき再び葬儀を行うこともできます。
デメリットと注意点
身内のみで行われるので葬儀に参加できなかった親しかった友人やその他親族の方から後日弔いに訪ねることが多いです。その際の対応に追われてしまうことがあります。他にも遺族の方の葬儀に参加できなかった悔やみきれない気持ちなどがあります。直葬に立ち会う場合でもお別れまでの時間が数十分と一般の葬儀に比べてとても短いです。それに関してもよく理解したうえで葬儀を行う必要があります。こういったことから他の人からの理解を得られるよう説得をしたり説明することが必須となってきます。ほかにも納骨の際にお寺によっては段階を踏まずに火葬のみをしていることに対して信頼感が無くなってしまう場合があります。事前に相談をして了承を得るか元もと直葬でも受け入れてもらえるようなお寺を探すと良いでしょう。
こちらはデメリットではないのですが注意点としてごく稀に埋葬料(葬祭費)がもらえない可能性があります。健康保険組合や自治体から葬儀に費やした費用などを負担してもらうことができます。ですが前例に葬儀を行っていないということが理由で埋葬料をもらえなかったという事例もあります。事前に確認しておくと良いでしょう。
埋葬料とは国民健康保険が被保険者の葬儀を行った人に渡される支給金のことです。こちらは埋葬をすることによって支給されるお金ですので基本的に取得が可能となっています。葬祭費とは社会保険、後期高齢者保健に加入している被保険者を相殺した場合に得られる支給金となっています。こちらの場合が注意が必要で火葬のみで通夜や告別式を行っていないことから受け取れない場合があります。ですが、こちらの葬祭は通夜、告別式、火葬を意味を含めた葬祭ということなので基本的に受け取ることができます。もし不安な場合には一度各自治体や保険組合に問い合わせてみると良いでしょう。