生前葬
目次
生前葬とは
生きている間に行える自身の葬儀のことをいいます。自身の好きなように行うことができ、自分の好きな曲をかけたり形式が決まっていなかったりと葬儀というよりオリジナル性の高いイベント感が強いイメージがあります。自身の葬儀を行うので今までお世話になった人にあいさつができるので悔いの残らない葬儀を行うことができます。
また自分の葬儀を行い死を意識することによって長生きができるといわれています。
日本ではまだ主流ではなく主に著名人などが社会活動を終える際に行うことが多いです。
自己流で行う葬儀になり、無宗教の場合が大半なので決まった流れはこれといって有りません。ですが主に主催者や参列者のスピーチであったりそれぞれの出し物があったり会食をしたりすることが多いです。ほかにも主催者のスライドショーが行われます。ごく一般の葬儀と異なり主催者がいることによってコミュニケーションをとったりすることに重きを置いています。
メリット
最初に申し上げた通り、自分の好きな形式で行うことができます。自身の葬儀を行うわけですから自由に流す曲やふるまう食事など好きなものを選ぶことができます。先に自身で葬儀を行うため、亡くなった際の遺された遺族が葬儀を行うために苦悩する必要がありません。ほかにも今までお世話になった方々に直接お礼が言えたり久方ぶりの方たちとも交流をすることもできます。
デメリットと注意点
主催者が亡くなってから葬儀は済んでいたとしても納棺から火葬、納骨までの工程があります。残された遺族としては最後のお別れの意味も込めて再度葬儀を行いたいと思う方もいます。そうなると2度葬儀を行うことになってしまうので費用がかさんでしまう可能性もあります。
また理解を得られないことが多いです。主流ではなく、まだ生きているのに葬儀を行うことが不謹慎だと思ったり、従来の葬儀の形式とは全く異なっているので違和感をおぼえたりする方も少なくありません。もし生前葬を行いたい場合は、周りによく相談することが大切です。
注意点としてはほとんどの参列者の方が生前葬に出席したことがないと思われます。香典はどうするか迷われる方も多いので一般的な1~2万円を包んで持っておくと良いでしょう。一般的な葬儀と違ってイベントに近い葬儀となっているので事前に本人に聞くのも良いかもしれません。また服装に関しても喪服である必要がない可能性があるので一度主催者に聞いてみると良いでしょう。