がらくた(がらくた)
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がらくたは、本当にごみ??不要品と不用品の違い
がらくたとは、一般的に使い道や値うちのなくなった雑多な品物や道具類のこと。半端物。がらくたには、主に不要品と不用品が挙げられます。
不要品と不用品はほぼ同義語として用いられることが多い言葉ですが、その漢字から使い分けをすると、不要品は主に、物自体はまだ使用でき、人によっては価値を感じる物であっても、所有している本人にとって必要がなくなった物を指します。一方で不用品とは、壊れてしまっていて使えない物、使用できない物。電化製品や大きな家具類などをはじめ、おもちゃや趣味のアイテム、楽器など、使うことができなくなってしまった物が含まれます。
不要品を必要な人の元へ届けるには
引っ越しや“断捨離”、“終活”のためにがらくたを処分したいと思った際、不要品か不用品かによって、処分方法を分類すると良いでしょう。本人にとっては必要なく、収納を占拠している物であっても、まだ活用価値のある不要品は、リサイクルショップでの買い取りやフリーマーケットへの出品を検討するのも有効です。また近年は、インターネットオークションやフリマアプリなどを活用した個人間の取り引き方法も増えていますので、そういった方法を活用することで、不要品を収入源に変えることも可能になります。
しかしここで注意したいのが、信用性です。日本では本来、リサイクルショップを開業する際、古物商の一種として中古品や未使用品などを売買する店舗は、古物営業法によって営業所を管轄する都道府県公安委員会(窓口は警察署)の許可が必要となります。届け出をしていない無許可営業の店は、盗品の売買や交換など、不法な手口で利益を得ている可能性もありますので、注意しましょう。
また個人間売買のリスクとしては、金銭の授受、個人情報の開示などが考えられます。不安な点も多いことから、信頼できる相手かどうか慎重に判断をする必要があります。
不用ながらくたはどうすればいい?
不要品に比べ、壊れていて使えなくなった物、他の人にとって利用価値のない物などの不用品は、適正な方法で処分しなくてはいけません。処分するには、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみなどに分類することがファーストステップになります。
中でも特に、処分に際して注意が必要ながらくたは、粗大ごみに該当する物です。お得に処分を考えるなら行政の粗大ごみ回収のシステムを活用するのがおすすめですが、時間も手間もかかるというデメリットがあるので覚えておきましょう。
例えば名古屋市の場合、月1回の収集日より7日前までに電話で、もしくは10日前までにインターネットで申し込みが必要。申し込み時に伝えられる金額分の手数料納付券(シール)をスーパー、コンビニなどの指定販売店や環境事業所で購入し、氏名や受付番号などを記入して粗大ごみの見やすい場所に貼付し、指定の収集日に自身で外に搬出します。
手間と時間を省くなら回収業者に一括依頼も
このようにがらくたの処分には、不要品であっても不用品であっても、しっかりとしたリサーチ、段取りが必要で、手間と時間を要します。転居などがらくたの処分を急ぐ場合には、例えば不用品回収業者などを活用するのも一つの方法です。
不用品回収業者の中には、古物商許可や廃棄物収集の許認可を得ている信頼度の高い不用品回収業者もあります。そういった業者にまとめて依頼することで、処分から買い取りまでをスムーズに行える場合もありますので、がらくた処分の選択肢として検討するのも良いでしょう。