用語集

カレット

カレット(かれっと)

ガラスびんの理想的なリサイクルを支える原料

カレットとはガラスびんを粉砕して球状の粒にしたものです。種類・色ごとに分別されたカレットは新しいガラスを作るため、つまりリサイクルするための原料になります。

ガラスの空きびんは、一旦回収された後に洗って何度も使われるリターナルびんと、一回だけしか使われないワンウェイびんに分けられます。日本では昔からビールびん、牛乳びん、醤油や焼酎、酒の一升びんといった繰り返し使えるリターナルびんのシステムが定着していますが、人々の生活の変化に伴ってそれらは減少し、使い捨てのワンウェイびんが増えています。このワンウェイびんが、無色・茶色・その他の色に分別、回収され、カレットとなります。ガラスは本来、“けい砂”と呼ばれる主原料に、石灰石、ソーダ灰などを混合し、高温で溶かして製造された物。カレットはもともと、これらの原料で作られたガラスのかけらなので、もう一度高温で溶かされればガラスびんの原料になります。1トンのカレットから、1トンのガラスびんを作ることができるわけです。あたり前のことのようですが、このように他の物質に変化したり劣化したりすることなく、完全に元の容器に何度でも再生できる素材は、他にはなかなか存在しません。びんからびんに生まれ変わる「びんtoびん」、この永遠の資源循環を可能にする素晴らしいリサイクルを行える素材がガラスびんなのです。

 

天然資源の節約や省エネルギー化を実現

ガラスびんのリサイクルへの本格的な取り組みは、ガラスびんメーカーにより1970年代から先駆的に行われてきました。1984年には「ガラスびんリサイクリング推進連合(現ガラスびん3R促進協議会)」を設立。現在では、1997年に施行された容器包装リサイクル法のもとでリサイクルが推進されています。カレットを使用した製びん技術の進化もあって、カレット使用率は順調に高まりを見せ、近年のカレット使用率は75%にまで増えています(2017年は75.1%)。

カレット利用によるメリットとしては、まず天然の鉱物資源が節約できること。さらに、原料をガラス溶解炉で溶かす時間の短縮により、重油の使用量を削減できることです。また、工場での省エネルギー化が実現することで、二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化の防止にもつながります。

ただ、カレットを用いたリサイクルには、バージン原料(そもそもの原材料)を使ってガラスびんを作るよりもコストがかかるのが現状で、コストダウンが大きな課題となっています。

 

スーパーエコロジーボトルの登場でさらに進化

先に述べた容器包装リサイクル法において、現在、ガラスびんの分別の基準は「無色」「茶色」「その他」と定められています。青や緑、黒などのびんは「その他」として回収され、さまざまな色の混じった「色カレット」に。ただこれらを多く用いてびんを生産すると色調が変動してしまうなどの理由から、色カレットは余剰傾向にありました。

土木材料や建築材料、路面材などに利用する方法もありますが、びんはびんに戻るのが効率的でリサイクルの理想形だという考えから、1991年に登場したのが「スーパーエコロジーボトル」です。原料としてカレットを90%以上使い、製品化した物を「エコロジーボトル」といいますが、中でも「その他」の色カレットをそのまま溶かすという発想で生まれたのが、このスーパーエコロジーボトル。使用する色カレットの色構成により、色調に微妙な違いが現れるものの、手が加えられていない「その他」の色カレットの自然な色合いが活かされており、色調変動は環境保全の証であるといえます。このスーパーエコロジーボトルは、エコロジー時代に対応した優れた容器であることが評価され、1993年には世界包装機構(WPO)ワールドスターコンテストにおいてワールドスター賞を受賞しました。

今後ますますカレットの利用率を高めていくためには、こうした取り組みと合わせて、ソースカレット、つまり分別回収されたガラスびんの品質向上も不可欠です。ガラスびんを回収に出す際には、キャップを取って中をさっと洗うなど、一つひとつのルールを守り、正しく分別を行うようにしましょう。

 

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