こたつの捨て方と捨てるタイミングはいつ？ヒーターの寿命は10年前後

2022/12/23 お知らせ不用品処分お掃除のコツ

こたつの捨て方と捨てるタイミング

寒い冬に大活躍するこたつ。冬はリビングや自室にこたつを置いて、暖をとりながらゆっくりと自宅で過ごすという方も多いでしょう。

寒い冬を乗り越えるためのアイテムの一つとして日本で馴染みの深いこたつですが、こたつはどのように捨てれば良いのでしょうか。今回は、こたつの捨て方について捨てるタイミングと共にご紹介します。

こたつの平均寿命は10年程度

こたつには寿命があり、寿命を迎えたこたつはこたつとしての機能を発揮しにくくなったり、火災の危険が高まるなど危険が生じる場合があります。

こたつの平均寿命は10年程度ですが、こたつの熱源別に寿命が若干異なります。そこでここからは、こたつの熱源別の平均寿命と壊れているサインをご紹介します。

こたつの熱源別

こたつと一言で言っても、こたつの熱源には複数の種類があり、それぞれで平均寿命が異なります。主なこたつの熱源は、フラットカーボンヒーター・ハロゲンヒーター・石英管ヒーターの3種類です。まずは、それぞれの特徴と寿命を確認しましょう。

フラットカーボンヒーター｜寿命は9年程度

フラットカーボンヒーターは、非常に薄い作りのヒーターです。そのため、こたつ内のスペースを確保しやすく、ヒーター部分への膝の干渉が軽減されます。比較的新しいこたつには、フラットカーボンヒーターが採用されていることが多いです。

そんなフラットカーボンヒーターの寿命は、使用時間9000時間とされています。つまり、冬の4ヶ月間に1日6時間使った場合の寿命は約9年半です。

ハロゲンヒーター｜寿命は11年程度

ハロゲンヒーターは、暖かな光が特徴のヒーターです。即暖性に優れており、熱量も大きいためすぐにこたつを温められます。一方で、発する熱量が大きい分電気代も高くなりやすいというデメリットもあります。多くのこたつに採用されており、こたつのヒーターといえばハロゲンヒーターを思い浮かべる方も多いでしょう。

そんなハロゲンヒーターの寿命は、使用時間8000時間とされています。つまり、冬の4ヶ月間に1日6時間使った場合の寿命は約11年です。

石英管ヒーター｜寿命は7年程度

石英管ヒーターは、遠赤外線を用いたヒーターです。一見、ハロゲンヒーターに酷似してますが、石英管ヒーターは遠赤外線を使って体を芯から温めてくれるという特徴があります。ただし、ハロゲンヒーターと似た点として電気代が高いというデメリットもあり、ハロゲンヒーターよりも若干安いものの電気代は比較的高めです。

そんな石英管ヒーターの寿命は、使用時間約5000時間です。つまり、冬の4ヶ月間に1日6時間使うと約7年半が寿命と計算できます。

こんな時は故障です

こたつは寿命を迎えていても、何かしらの原因によって故障し、使えなくなる時があります。特に多い故障は、電源を入れても温まらなかったり温まりづらい、ケーブルが破損しているなどです。

それぞれの故障について、買い替えの可否と共に詳しく見ていきましょう。

電源を入れても温まらない・温まりずらい

こたつの電源を入れても温まらなかったり、温まりづらくなった場合は故障しています。こたつが温まらなくなったら、寿命が来ていなくても買い替え時です。

ただし、こたつの故障ではなく電源プラグが抜けていたり、ブレーカーが「切」になっていると、故障していなくてもこたつが温まりません。掃除機などをかけているときに電源プラグが抜けていたという場合もあるため、買い替える前に電源プラグやブレーカーを確認しましょう。

ケーブルが破損している

ケーブルが破損しているという故障も多く、ケーブルが破損していた場合はケーブルを交換するか、こたつを買い替えます。まずは、取り外し可能なケーブルかを確認し、取り外しが可能であればケーブルを買い替え、取り外しできない場合はこたつを買い替えましょう。

ケーブルの破損は火災の原因にもなり危険です。ケーブルの破損に気づいたら、いち早くケーブルまたはこたつを買い替えてください。

こたつを買い替えるタイミング

こたつを買い替えるタイミングは、故障したときや購入から10年程度経過したとき、大きさが合わなくなったとき、機能に満足できないときです。それぞれの買い替えのタイミングについて詳しく解説します。

故障したとき

こたつが故障したときは買い替えるタイミングです。なぜなら、故障したまま使い続けると火災や事故の原因になるからです。

こたつの故障のサインは、先述の通り電源を入れても温まらなかったり温まりにくい場合、ケーブルが破損している場合です。故障していることを確認したら、直ちに使用を中止して早めに買い替えましょう。

購入から10年程度経つとき

購入から10年程度経過した場合も買い替えのタイミングです。なぜなら、こたつは10年程度で寿命を迎えるからです。

使用頻度によって寿命は前後しますが、基本的に購入から10年が経過すると寿命である可能性が高いため、買い替えを検討しましょう。

また、購入から10年が買い替えのタイミングである理由として、こたつの部品の保存期間10年前後という点も挙げられます。つまり、10年以上が経過すると部品のみを買い替えることができなくなるため、こたつ自体を買い替えなければなりません。

大きさが合わなくなったとき

家族が増える、家を出ていくなどの理由で、こたつの大きさが合わなくなったときも買い替えのタイミングです。

家族が増えて一度にこたつに入る人数が増えると、こたつが小さすぎて窮屈に感じます。また、部屋の大きさに合わず極端に大きいこたつを使用していると、こたつに布団につまづいて転倒するなどの危険もあります。

このように、こたつを使用する人数やこたつを置く部屋に合ったサイズを選ぶことで、より快適かつ安全にこたつを使用できます。

機能に満足できないとき

機能に満足できない時も買い替えるタイミングです。

現在、こたつには様々な機能が搭載されています。タイマーや温感センサー機能に満足できない、納得できないなど、搭載された機能に満足できない場合は、より快適に使用できるこたつへの買い替えを検討しましょう。

また、機能に満足できずに買い替えるという事態を防ぐためにも、購入時に必要な機能を確認しておき、その機能が搭載されているこたつを選びましょう。

こたつの処分方法5選

寿命やサイズ、機能など様々な理由でこたつを買い替えることがあるでしょう。こたつを買い替えるということは、不要なこたつを処分しなければなりません。

こたつの処分方法は、主に以下の5種類です。

①ごみ処理場に直接持ち込む

②自治体のゴミ回収で粗大ごみ・大型ごみとして回収してもらう

③リサイクルショップで引き取ってもらう

④フリマアプリで安く売る

⑤不用品回収業者に回収してもらう

それぞれの方法について詳しく解説します。

①ごみ処理場に直接持ち込む

近くにごみ処理場があり、小型タイプのこたつであればごみ処理場に直接持ち込んで処分することが可能です。ごみ処理場に直接持ち込めば、その場で引き取ってもらえる、壊れていても引き取ってもらえる、自分の都合に合わせて処分できるといったメリットがあります。

ただし、サイズが大きいこたつは運ぶのが大変、有料といったデメリットもあります。ごみ処理場で処分してもらう際の費用は、それぞれで異なるため事前に確認しておきましょう。

②自治体のゴミ回収で粗大ごみ・大型ごみとして回収してもらう

自治体に回収を依頼する方法もあります。

各自治体では、こたつを粗大ごみまたは大型ごみとして回収しています。自治体に回収を依頼すれば、こたつを運ぶ必要がない、回収に立ち会わなくて良いなどのメリットがあります。一方でデメリットとして、自治体の回収規則を守って出す必要がある、費用はほとんどかからないもののステッカーを購入して貼り付けなければならないなど、手間がかかります。