2023/07/14
車を安全に走行させるために、タイヤは定期的に交換しなければなりません。しかし、不要になったタイヤを自分で捨てるとなると、どのように処分するのが適切なのでしょうか。
今回は、タイヤを適切に処分する方法や、処分時の注意点についてご紹介します。
目次
タイヤは何ゴミ?
古いタイヤは、タイヤ販売店やカー用品店で交換して貰えば、交換してくれた店舗で処分してもらえます。しかし、自分で交換した場合は自分で不要になったタイヤを処分しなければなりません。
タイヤの分別は自治体によって異なります。そこでここからは、タイヤの主な処分方法について名古屋市のタイヤ処分を例に挙げて解説します。
自治体によって異なる
タイヤの分別は自治体ごとに異なります。具体的には、自治体ごとに不要になったタイヤの回収の可否が異なります。
タイヤを回収してくれる自治体では、「粗大ゴミ」として回収してくれたり、指定の場所に持ち込むことで処分できます。しかし、ゴムやワイヤーなどの素材を組み合わせているタイヤは自治体次第では回収しておらず、その場合は自身で処分しなければなりません。なお、自身で処分する方法は後ほど詳しくご紹介します。
不要になったタイヤがある場合、まずはお住まいの自治体が回収してくれるかを確認しましょう。
名古屋市のタイヤ処分について
名古屋市では、タイヤは適正処理困難物に指定されていることから自治体が回収することはできません。そのため、自治体に回収を依頼するのではなく自身で処分しなければならないのです。
タイヤを回収できない理由は、タイヤはゴムやワイヤーなどの素材を組み合わせているためです。切り刻んで指定のゴミ袋に入れたり、ホイール単体のみで回収してもらうこともできないためご注意ください。
タイヤ処分のルール
タイヤは適正処理困難物に指定されていることから、処分に関して明確なルールが定められています。万が一タイヤを不法投棄すると、罰則を課せられる可能性もあるため、タイヤ処分のルールを把握して適切に処分しましょう。
ここからは、タイヤ処分のルールについて詳しく解説します。
廃棄物処理法が適用される
先述の通り、タイヤは環境省が適正処理困難物に指定しており、処分に際して廃棄物処理法が適応されます。廃棄物処理法とは、環境保全を目的とし廃棄物ごとの適正処理について規定している法律のことで、一般廃棄物と産業廃棄物それぞれに適応されます。
一般家庭から出た廃タイヤは一般廃棄物として、事業者が使用していた廃タイヤは産業廃棄物として処分しなければなりません。一般廃棄物となるタイヤは、タイヤ販売店が引き取ることが定められているため、必ず近くのタイヤ販売店に引き取ってもらいましょう。
タイヤを不法投棄すると罰則がある
「タイヤ販売店に持って行くのが面倒」「タイヤ販売店が近くにない」「そもそもタイヤが廃棄物処理法の対象であることを知らなかった」など、いかなる理由であってもタイヤを不法投棄してはいけません。万が一タイヤを不法投棄した場合、個人の場合は「5年以下の懲役もしくは1,000万以下の罰金または併科」、法人なら「3億円以下の罰金」が課せられます。
タイヤを処分する際はタイヤ販売店に引き取ってもらい、不法投棄は絶対にしないでください。
タイヤの処分方法
タイヤを、不燃ゴミや粗大ゴミとして処分することは多くの自治体ではできないため、自身で処分しなければなりません。タイヤの主な処分方法は以下の通りです。
・タイヤ販売店やカー用品店で処分する
・ガソリンスタンドで処分する
・ジモティーなどで売る
・不用品回収業者に依頼する
それぞれの処分方法の特徴をご紹介します。
タイヤ販売店やカー用品店で処分
タイヤ販売店、カー用品店に引き取ってもらうという方法は最も一般的といえるでしょう。特に、タイヤ交換をタイヤ販売店やカー用品店に依頼する場合、交換してもらった店舗でそのまま廃タイヤを引き取ってもらえる場合が多いといえます。
タイヤを交換しない場合でも、問い合わせれば引き取ってもらえる可能性があるため、お近くのタイヤ販売店やカー用品店に引き取りを依頼してみましょう。
ガソリンスタンドで処分
タイヤ販売店やカー用品店以外に、ガソリンスタンドで処分するという方法もあります。ガソリンスタンドは比較的店舗数が多く、タイヤ販売店やカー用品店が遠くてもガソリンスタンドなら近くにあるという方もいるでしょう。
いきなり持って行くよりも、事前に電話で問い合わせた方が確実に引き取ってもらえます。まずは、タイヤを引き取ってくれるかを確認してから持ち込みましょう。
ジモティーなどで売る
まだ使えるタイヤなら、ジモティーのような地元の交流サイトで売るという方法もあります。ジモティは、近所の人に手渡しができるため、送料もかからず発送の手間もかかりません。また、タイヤの処分には基本的にお金がかかりますが、売ることができれば逆にお金が得られます。
ジモティ以外にも、フリマアプリで売ることもできますが、タイヤは大きく梱包が難しかったり、送料が割高になったりするためおすすめしません。
不用品回収業者へ依頼する
タイヤを持って行くことが困難な場合や面倒な場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。不用品回収業者に依頼すれば自宅に引き取りに来てもらえます。
タイミングや依頼する業者次第では、即日で引き取ってくれる場合もあるため、処分に時間がかかりません。
また、タイヤ以外にも不要なものがある場合はまとめて引き取ってもらえることも、不用品回収業者をおすすめする理由です。
タイヤを処分する際の目安は?
劣化したタイヤで走行し続けると、思わぬ事故を発生させる危険が高まります。以下のような症状が見られたら、タイヤ交換のサインです。
・タイヤの溝が浅くなっている
・タイヤにヒビが入っている
・ワイヤーが見えている
それぞれの症状について詳しく解説します。
タイヤの溝が浅くなっている
新品のタイヤは溝が深いですが、使用していると溝が浅くなっていきます。溝が浅くなってきたらタイヤ交換のサインです。タイヤの溝が浅い状態で走行すると、スリップしやすくなるため早めに交換してください。
タイヤにヒビが入っている
タイヤにヒビが入っている場合も、タイヤ交換が必要です。なぜなら、ヒビ割れはタイヤのゴムが劣化していたり、内部のワイヤーが切れていたりする可能性があり、タイヤがパンクする原因になりかねないためです。
溝が浅くなっていなくても、タイヤにヒビが入っていたら早急にタイヤを交換してください。
ワイヤーが見えている
ワイヤーが見えている場合もタイヤ交換のサインです。ワイヤーが見えているタイヤは、路面と接触するトレッドが少なくなっているということです。
そうなると、路面の衝撃が車内に伝わりやすくなり、揺れが激しく、乗り心地が悪くなります。ワイヤーが見えたら、早めにタイヤ交換をしましょう。
タイヤを処分する際にかかる費用
タイヤを処分する際にかかる費用は、処分方法によって異なります。そこでここからは、主なタイヤの処分方法ごとの費用をご使用します。
タイヤ販売店やカー用品店で処分
タイヤ販売店やカー用品店で処分する場合の費用の目安は、1本あたり300円程度、4本まとめて1,200円程度です。店舗によって若干費用が前後したり、手数料が発生する場合もありますが、比較的安く処分できます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドのタイヤ処分にかかる費用の目安は1本300〜350円です。タイヤ販売店やカー用品店とほぼ同額で交換できるため、近くにガソリンスタンドがある場合はガソリンスタンドで処分しても良いでしょう。
不用品回収業者
不用品回収業者のタイヤ処分にかかる費用の目安は、1本あたり1,000~2,000円程です。他の方法に比べて費用は高めですが、自分で重いタイヤを運搬する必要がないため楽に処分できます。
ただし、タイヤ処分を依頼する際は一般廃棄物の収集運搬許可を得た業者を利用してください。
ホームページなどで許可の有無を確認してから、回収を依頼しましょう。
※グッドサービス事例
名古屋市を中心に不用品回収をしているグッドサービスでは、これまで多くのタイヤの回収をしてきました。そこで最後に、グッドサービスの事例を2つご紹介します。
岡崎市の回収事例
岡崎市で、不法投棄されているタイヤを回収しました。「家の敷地内でタイヤが山積みにされている」との連絡を受け、現場を訪れました。ほとんど廃タイヤでしたので、すべて見積もりの料金で回収しております。
不法投棄の回収事例
岡崎市で不法投棄されていたタイヤやバンパーを回収しました。見積もりにご納得いただき、不法投棄されていたものを全て回収しました。
グッドサービスでは、タイヤ以外の不要品も回収しておりますのでお気軽にご相談ください。
まとめ
タイヤは適切に処理しないと、不法投棄として罰則が課せられます。カー用品店やガソリンスタンドに持ち込むこともできますが、楽に処分できるのは自宅まで引き取りに来てくれる不用品回収業者への依頼です。
名古屋市内でタイヤの処分にお困りの方は、業界最安水準で実績十分のグッドサービスにご相談ください。