2025/07/13
家庭の照明として多く使われている「蛍光灯」ですが、使い終わったあとの処分方法に迷ったことはありませんか?
今回は蛍光灯の種類別の処分方法や注意点、寿命の目安、そしてLEDや電球の処分方法まで、詳しくご紹介します。
「蛍光灯の捨て方がわからない」「割れた蛍光灯はどうすればいい?」という方にも役立つ内容です。ぜひ参考にしてください。
蛍光灯の分類について
蛍光灯はどう分類される?処分方法の基本を押さえよう
蛍光灯を処分する際は、お住まいの自治体のルールに従う必要があります。しかし「そもそも蛍光灯は何ゴミなのか?」「水銀が含まれているって本当?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、蛍光灯の分類と処分区分について詳しく解説します。
蛍光灯は「水銀使用製品廃棄物」に分類される
蛍光灯は「水銀使用製品廃棄物」として分類されており、通常の燃えるゴミや可燃ごみとして捨てることはできません。
蛍光灯は、ガラス管の内側に塗られた蛍光塗料と、水銀蒸気に電流を通すことで光を発する仕組みです。そのため、水銀と蛍光塗料という有害な物質が含まれているのが特徴です。
適切に処理しなければ環境汚染や健康被害につながるため、正しい方法で分別・処分しましょう。
家庭から出る蛍光灯は「不燃ごみ」扱いが基本
多くの自治体では、家庭用の蛍光灯は「不燃ごみ」または「危険ごみ」として分類されます。
ただし、自治体ごとに細かなルールが異なるため、捨てる前に必ずお住まいの市区町村のホームページなどで確認して正しく処分しましょう。
例えば、以下のようなルールがある自治体もあります
・蛍光灯は購入時の箱に入れる
・割れ防止のため新聞紙や布で包む
・指定のゴミ袋には入れない
誤って割れてしまうとケガの危険があるため、丁寧に梱包して出すことが大切です。
事業所・工場・オフィスから出る蛍光灯は「産業廃棄物」
会社や店舗、工場などの事業活動から出た蛍光灯は、「産業廃棄物」として扱われます。
この場合、一般の家庭ゴミと同じように処分することはできません。廃棄物処理法により、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託することが義務づけられています。誤った処分は法令違反となり、罰則の対象になるため注意が必要です。
蛍光灯の処分の仕方
蛍光灯を捨てたいとき、どのゴミに出せばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。基本的に家庭から出る蛍光灯は「不燃ゴミ」または「粗大ゴミ」として処分しますが、自治体によってルールが異なるため注意が必要です。
また、不用品回収業者やリサイクルショップなどを利用する方法もあります。ここでは、蛍光灯の具体的な処分方法をわかりやすくご紹介します。
不燃ゴミとして出す
自治体によりますが、多くの自治体は蛍光灯を不燃ゴミに分類しています。お住まいの自治体が不燃ゴミに分類している場合は、指定の場所に持って行って回収してもらいましょう。
蛍光灯の処分については、「割れないように箱に入れる」「専用の袋に入れて出す」など、自治体が処分方法について明確に指定しています。そのため、指定の方法で正しく不燃ゴミとして処分しましょう。
粗大ごみとして処分するケースも
直径30cm以上など大型の蛍光灯は、自治体によっては粗大ゴミ扱いになることがあります。粗大ごみとして出す場合の一般的な流れは以下の通りです。
1.自治体の粗大ごみ受付センター(電話・ネット)で申し込む
2.指定の「粗大ごみ処理券」を購入
3.蛍光灯に処理券を貼り付ける
4.指定の収集日に回収場所に出す
処分時には割れないよう新聞紙などで包むなど、安全面の配慮も忘れずに。
収集所に持ち込む際は、割れないように蛍光灯を新聞紙で包んだり、箱に入れるなどの工夫が必要です。
不燃ゴミや粗大ゴミとして処分する以外の方法
名古屋市などの場合、以下のような方法で蛍光灯を処分することができる場合もあります。
・リサイクルショップに出す
・不用品回収業者に依頼する
それぞれの処分方法について詳しく解説します。
・リサイクルショップに出す
一つ目の方法として、リサイクルショップに出すという方法があります。リサイクルショップに出すことには、蛍光灯を指定の回収場所に持って行く必要がなかったり、いち早く処分できるというメリットがあります。
但しリサイクルショップに蛍光灯を持って行っても、付かなくなった蛍光灯を買い取ってもらうことは当然できず、引き取りのために費用がかかることがほとんどです。引き取りにかかる費用は業者によって異なるため、近くのリサイクルショップの中で一番安い業者に依頼すると費用を抑えられるでしょう。
・不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用するという方法もあります。不用品回収業者を利用すれば、蛍光灯を引き取ってもらえるため回収場所やリサイクルショップなどに持って行く必要がありません。また、他にも不用品がある場合はまとめて引き取ってもらえるため、引越しなどで蛍光灯を処分したい場合にもおすすめです。
不用品回収業者を利用する場合も、業者によって費用が異なるため見積もりなどから安く信用できる業者を選ぶようにしましょう。
蛍光灯を処分するときの注意点
「蛍光灯を割れば小さくできて処分にかかる費用を抑えられる」とお考えの方もいます。しかし、蛍光灯は割ってはいけません。その理由と割れてしまった時の対処法をご紹介します。
蛍光灯は割ってはいけない
蛍光灯には水銀が含まれており、割ってしまうと水銀が空気中に放出されてしまいます。
もちろん、蛍光灯に含まれる水銀は微量で、割れたからといって必ずしも健康被害が出るわけではありません。
しかし、体内に水銀を吸い込むと健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、非常に危険です。
また、割れたガラスでケガをするリスクもあるため、故意に割ることは避け、割れないよう丁寧に取り扱いましょう。
蛍光灯が割れてしまったときの対処法
万が一、蛍光灯が割れてしまった場合は、破片を新聞紙で包んだり箱に入れるなどして処分しましょう。
このとき、破片でケガをしないよう十分注意してください。
破片が広範囲に散らばっていない場合は、できるだけゆっくりと、バラバラにならないように集めて処理することがポイントです。
蛍光灯の寿命は?
蛍光灯は使用頻度などによって前後するものの、寿命があります。蛍光灯の寿命が切れると電気が付かなくなるため、寿命を把握して余裕を持って新たな蛍光灯を準備しておくことが大切です。
そこでここからは、蛍光灯の一般的な寿命や蛍光灯が切れた時の主な症状をご紹介します。
寿命の長さはどれくらい?
蛍光灯の寿命は、一般的に6,000〜12,000時間程度とされています。
1日8時間使用した場合、おおよそ2〜4年程度使用できる計算です。
ただし、使用環境や製品の種類によって寿命は前後します。こまめに電源のオンオフを繰り返すと、寿命が縮まることもあります。
蛍光灯が切れたときの症状は?
蛍光灯が寿命を迎えると、次のような症状が出やすくなります。
・点滅する(ちらつきがある)
・両端に黒い斑点が出る
・点灯に時間がかかる
・明るさが落ちる
・異臭がすることもある
これらのサインが見られたら、早めに交換するようにしましょう。特に夜間に使う場所では、完全に切れる前に準備するのがおすすめです。
LEDライト導入の検討
蛍光灯の寿命が短いと感じる場合は、LEDライトへの切り替えを検討してみましょう。
その理由は、LEDライトは蛍光灯よりも寿命が長く、消費電力が少ないためです。
LEDライトの寿命は、一般的に約40,000時間といわれています。
蛍光灯の寿命が約6,000〜12,000時間であることを考えると、LEDライトは約3〜6倍長持ちする計算になります。
また、LEDライトは消費電力が少ないため、電気代の節約にもつながります。
照明を長時間使うご家庭やオフィスでは、長寿命+節電効果のあるLEDライトは非常におすすめです。
さらに、LEDは点灯も早く発熱も少ないため、快適で安全な照明環境を整えることができます。
LEDや電球はどう捨てる?
LED電球や白熱電球には、蛍光灯のような水銀が含まれていないため、ほとんどの自治体で「不燃ごみ」または「粗大ごみ」として処分することができます。
ただし、自治体によってごみの分類や出し方が異なるため、お住まいの地域のルールを必ず確認しましょう。
例えば、「電球は袋に入れて出す」「破損防止のため新聞紙で包む」など、細かな指定がある場合もあります。
量が多い場合は不用品回収業者の利用がおすすめ
ここまでご紹介したように、蛍光灯やLED電球の処分方法は複数ありますが、大量に処分したい場合は、不用品回収業者の利用が便利です。
なぜなら、不用品回収業者であれば、量が多くても一度にまとめて回収してもらえるからです。
たとえば、引越しやリフォームなどで蛍光灯だけでなく、家具や家電などさまざまな不用品が出る場合、それぞれを分別して処分するのは非常に手間がかかります。
不用品回収業者を利用すれば、すべてまとめて処分できるため、時間と労力の節約になります。
【事例紹介】グッドサービスの不用品回収事例
グッドサービスでは、蛍光灯のほか、照明器具や家具・家電など幅広い不用品の回収実績があります。ここでは、実際の事例を2つご紹介します。
名古屋市:引越しに伴う残置物の回収
名古屋市にて、引越し後に残った不用品の回収を行いました。
蛍光灯のほか、ソファ・テーブル・FAX・すのこなど、多種多様な不用品を回収いたしました。
➡ グッドサービスでは、引越しに伴う不用品をまとめて回収可能です。
愛知郡東郷町:解体工事に伴う不用品の回収
愛知郡東郷町で、解体工事に伴う不用品回収をしました。家を解体するということで、木材はそのままにその他不用品を回収しました。
蛍光灯がそのままになっている照明などは蛍光灯を取外し照明と蛍光灯に分けて回収させていただきました。
➡解体工事に伴う不用品回収もお気軽にご相談ください。
まとめ
蛍光灯は水銀が含まれているため、割れないように丁寧に扱い、自治体のルールに従って適切に処分する必要があります。
また、LEDライトや電球なども、自治体によって処分方法が異なるため、事前の確認が大切です。
名古屋市や愛知、岐阜、三重で、蛍光灯の運搬が困難な方や、「処分が面倒」「他にも不用品がある」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ私たちグッドサービスにご相談ください。
蛍光灯だけでなく、家具・家電・生活用品など、まとめて回収も対応させていただきます!
お見積もりやご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。