2025/07/07 お掃除のコツ不用品処分
好きなキャラクターや動物のぬいぐるみ。思い出が詰まったぬいぐるみを手放すのは簡単なことではありません。しかし、引っ越しや断捨離、荷物の整理などで「ぬいぐるみを処分しなければ…」という場面は誰にでも訪れます。
そこで今回は、ぬいぐるみの捨て方から後悔しない別れ方まで、さまざまな手放し方をわかりやすくご紹介します。
ぬいぐるみの捨て方はシンプル
ぬいぐるみは、基本的には可燃ごみとして処分できるため、捨て方自体はとてもシンプルです。しかし、ぬいぐるみに愛着を持っている方にとっては、「ぬいぐるみほど捨てにくいものはない」と感じることもあるでしょう。
では、大切なぬいぐるみとお別れするとき、どのように処分すれば後悔がないのでしょうか。
ここでは、ぬいぐるみを捨てる際の注意点と、具体的な処分方法についてご紹介します。
ぬいぐるみは可燃ゴミ扱い
多くの自治体では、ぬいぐるみは可燃ごみとして無料で処分できます。ただし、以下の点にご注意ください。
・30cm以上のぬいぐるみは粗大ごみ扱いになる自治体もあります。自治体のごみ出しルールを事前に確認することが大切です。
・電池が内蔵されていたり、プラスチック、金属パーツ付きの場合は分解・分別して適切に処分する必要があります
※どうしても粗大ごみ扱いにしたくない場合は、ぬいぐるみを小さく裁断して範囲内の大きさにして可燃ごみにする方法もあります。
ぬいぐるみを捨てるときのマナー
たとえ綺麗でなくても、ぬいぐるみがごみ袋から透けて見えるのは良い気持がしないもの。ぬいぐるみを捨てる際は、ごみの区分に注意するだけではなく、捨てる時のマナーにも注意が必要です。
以下のように配慮すると、気持ちよく手放せます。
・紙袋や布で包んでからごみ袋に入れる
・袋の中身が透けないようにする
・感謝の気持ちを込めて処分する
塩でお清めしてから捨てる
思い出の詰まったぬいぐるみと、いきなり別れることに抵抗がある場合は、塩でお清めをしてから処分する方法もあります。とはいえ、正式な作法にこだわる必要はありません。大切なのは、ぬいぐるみに向き合う気持ちです。
お清め用の塩でなくても、食卓塩で十分。お清めする本人が納得できる形で行えば、それで大丈夫です。
お清めの際は、ぬいぐるみの表面を軽く拭くなどして、なるべく綺麗にしてから送り出してあげると、より心が整うでしょう。
ぬいぐるみを捨ててはいけない?風水的な見方と実際のところ
「ぬいぐるみを捨てるのは風水的に良くない」と聞いたことがある方もいるかもしれません。また、「ぬいぐるみをたくさん置くと運気が下がる」「汚れたぬいぐるみは悪い気を呼び込む」といった話も見かけることがあります。
確かに、風水には“気の流れ”や“清潔さ”を大切にする考え方があります。しかし、ぬいぐるみを処分すること自体が「悪い」とされているわけではありません。これらの情報は、あくまで一部の解釈や個人の信念に基づくものであり、風水の基本理論に明確な記載があるわけではないのです。
実際のところ、汚れたぬいぐるみを放置しておくことは、風水というよりも衛生面の問題といえるでしょう。また、数が多すぎて部屋が片付かない状態になっているなら、心のゆとりや生活空間に影響を与える可能性もあります。
「風水的に捨ててはいけない」と思い込まず、自分にとって気持ちの良い空間を保つためにも、不要になったぬいぐるみや衛生的に処分が必要なものは、前向きな気持ちで手放すことをおすすめします。
ぬいぐるみを捨てるのが辛い方向けの処理方法6選
ぬいぐるみに思い入れを持っている方は多く、いざ処分となると「捨てるのが辛い」と感じることもあるでしょう。ここでは、そんな方のために、ごみとして廃棄する以外のぬいぐるみの処分方法をご紹介します。
①寄付する
一つ目の選択肢は、ぬいぐるみを必要としている場所へ「寄付する」方法です。
たとえば、近所の幼稚園や保育園では、ぬいぐるみを子どもたちのおもちゃとして再利用してもらえることがあります。捨てるのではなく、誰かに使ってもらえるのは嬉しいことですよね。
ただし、事前の連絡は必須です。いきなり持ち込むのはマナー違反となり、かえって迷惑になることもあります。また、汚れがひどいものや臭いがあるものは、受け取ってもらえない可能性があるため、状態には注意しましょう。
幼稚園や保育園以外にも、ぬいぐるみの寄付を受け付けている団体があります。以下に主な団体をご紹介します。
リボーンプロジェクト
リボーンプロジェクトは、弊社のグループ会社が運営する寄付活動プロジェクトです。
キャラクターものやUFOキャッチャーの景品なども含め、さまざまなぬいぐるみを受け付けており、お預かりした寄付品をワクチン支援につなげる取り組みを行っています。
ご寄付いただく際は、ご本人様に段ボールなどをご用意のうえ、送料をご負担いただき発送をお願いしております。
ただ段ボールなどご準備するのが難しい方などご希望の方には、「専用の回収キット」も販売しています。
ただし、汚れや日焼けなどダメージの大きいものはお受けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
また、ぬいぐるみのほかにも、おもちゃ・ベビー用品・電動工具・バッグ・掃除用品など、まだ使える品物の寄付も幅広く受け付けております。
「捨てるのはもったいない」と感じるものがあれば、ぜひご活用ください。
セカンドライフ
セカンドライフは、大阪府を拠点に活動するNPO法人グッドライフの認定寄付プロジェクトです。
「世界中に笑顔を届ける活動」をコンセプトに、ぬいぐるみを新しい里親に届ける活動をしています。これまで100万体以上のぬいぐるみをリサイクルしており、実績豊富な寄付団体です。
また、ぬいぐるみ以外にもおもちゃや人形、食器、文房具なども受け付けています。
もったいないジャパン
もったいないジャパンは、NPO法人もったいないジャパンが運営している寄付団体です。
「もったいない」の心を軸として活動しており、ぬいぐるみだけではなくまだ使える日用品やまだ食べられる食品を集め、福祉団体などに寄付しています。ただし、まだ使える物でも引き取り不可能のものもあるため、事前の確認が必要です。
中古のぬいぐるみも原則OKですが、動物の毛が大量に付着しているものや、汚れ・シミ・強い臭いのあるものは引き取ってもらえないのでご注意ください。
②親しい人にあげる
寄付団体に送る以外に、身近な人に譲るという方法もあります。
特に人気キャラクターのぬいぐるみなどは、家族や友人など、欲しいという人が見つかる可能性もあるでしょう。
「見知らぬ人に譲るより、親しい人に使ってほしい」「身近な場所で大切にしてもらえたらうれしい」——そんな思いがある場合は、まずは周囲に欲しい人がいないか声をかけてみましょう。
③フリマやオークションで売る
フリマアプリやオークションサイトでぬいぐるみを売るのも一つの手段です。
スマホやPC操作に慣れている方であれば、自宅にいながら出品・販売ができるため便利です。
また、近所でフリーマーケットが開催されていれば、現地での販売も可能。直接手渡しできるため、発送作業などの手間が省けるというメリットがあります。
ただし、必ず引き取り先が見つかるわけではないというデメリットもあります。
④リサイクルショップに売る
ぬいぐるみの処分方法には、リサイクルショップに売るという方法もあります。リサイクルショップで売れば、ぬいぐるみの状態次第ですが、地域自治体での処分と違ってお金がもらえるかもしれません。
リサイクルショップでは、必ずしもぬいぐるみを買い取ってもらえるというわけではありません。状態が悪いものは買い取ってもらえなかったり、リサイクルショップまで持って行く負担がかかるというデメリットがあります。しかし、思い出のぬいぐるみを他の人に譲ることができたり、処分にかかるお金がかからないどころか逆にお金をもらえる可能性があるというメリットもあります。
高価買取を狙うなら、状態を少しでも良く見せるように対策しておくとよいでしょう。
また、リサイクルショップには、買い取れない商品の処分に対応しているところもあるため、フリマアプリで出品するよりも処分できる可能性は高いといえます。
状態が良いぬいぐるみは、リサイクルショップに売るという処分方法も視野に入れましょう。
⑤供養してもらう
寄付や引き取り先が見つからない場合は、供養して処分するという方法もあります。
供養での処分とは、具体的には「お焚き上げ」と呼ばれる方法です。お焚き上げとは、役目を終えた大切な物に感謝の気持ちを込めて、火で焼いて供養する伝統的な儀式です。
神社やお寺によっては、人形供養としてぬいぐるみの供養を受け付けている場合もあります。まずは、近くの神社やお寺に問い合わせてみましょう。
また、インターネットで申し込みができる郵送供養サービスもあり、供養を仲介してくれる業者や団体も存在します。
大切にしてきたぬいぐるみだからこそ、自分にとって納得のいく方法で供養を依頼することが大切です。
⑥不用品回収業者にひきとってもらう
最後に、不用品回収業者に引き取ってもらう方法もあります。
不用品回収業者に依頼すれば、希望の日時に回収に来てもらえるため、自分で郵送したり、指定の場所に持って行く必要がありません。
また、場合によっては買い取ってもらえることもあり、お金を受け取って処分できる可能性もあります。
不用品回収業者に依頼する際は、複数の会社から見積もりをもらって比較し、最も良いと判断した不用品回収業者に依頼しましょう。
ぬいぐるみがどうしても処分できない場合の再生方法
ぬいぐるみの処分方法はさまざまですが、どうしても手放したくないという方もいるでしょう。そこで最後に、どうしてもぬいぐるみを処分できない方のための洗い方やサービスをご紹介します。
自分で洗う
古いぬいぐるみは衛生的に良くありません。しかし、どうしても処分したくない場合は自分で洗って清潔にしましょう。
ぬいぐるみを洗う際は、洗濯機で洗う方法と手洗いする方法があります。それぞれの洗い方は以下の通りです。
洗濯機で洗う
1.リボンや洋服などの装飾品を外し、ぬいぐるみを洗濯ネットに入れる
2.中性洗剤をキャップの5mm〜1cm程度入れて、一番優しく洗えるコースで洗う
3.脱水前に取り出してタオルで包み、再度洗濯ネットに入れる
4.洗濯機で10〜30秒を目安に脱水する
5.毛の流れに逆らって柔らかいブラシでブラッシングし、風通しの良い場所でしっかり乾燥させる
手洗いで洗う
1.バケツなどにぬるま湯と中性洗剤(キャップの5mm〜1cm程度)を入れる
2.汚れが落ちるまで5分ほど優しく押し洗いする
3.きれいな水で3回以上すすぐ
4.柔軟剤を入れたぬるま湯に20〜30分ほどつける
5.ぬいぐるみをネットに入れ、洗濯機で10〜30秒脱水する
6.毛の流れに逆らってブラッシングし、風通しの良い場所でしっかり乾燥させる
ぬいぐるみの中には洗濯できないものもあります。必ず、洗濯表示から洗濯して良いかを確認しましょう。また、色落ちするぬいぐるみやアンティーク調のぬいぐるみ、接着剤が使用されているぬいぐるみも破損などの原因になるため洗濯できません。
専門のクリーニング業者に依頼する
自分で洗濯することに抵抗がある方は、専門のクリーニング業者に依頼する方法もあります。
一般のクリーニング店では、ぬいぐるみのクリーニングを受け付けていない場合があり、また知識や経験の少ない店舗に依頼するのは不安が残ります。
そのため、クリーニングに出す際はぬいぐるみ専門のクリーニング業者への依頼をおすすめします。
中には、宅配便で受け付けている専門店もあるため、自宅からでも手軽に依頼することができ便利です。
ただし、依頼する前にはそのぬいぐるみが洗濯可能かどうかを確認する必要があります。加えて、リボンや装飾品などがついている場合は、あらかじめ取り外してから出すようにしましょう。
修理を依頼する
単にクリーニングするだけでは間に合わないほどダメージがある場合は、専門の修理サービスに依頼するのもひとつの方法です。
ぬいぐるみ専門の修理業者であれば、かなり状態の悪いものでも対応してくれることが多く、思い出の詰まったぬいぐるみをよみがえらせてくれます。
修理業者のホームページでは、修理前後のビフォーアフター写真が掲載されていることが多く、仕上がりのクオリティを確認できる点も安心です。
また、料金表が掲載されている業者であれば、依頼前に費用の目安を把握できるため、検討しやすくなります。
ぬいぐるみを処分するときの注意点
ぬいぐるみを処分する際には、以下の点にご注意ください。
・人に譲るときは洗う
・量が多い場合は不用品業者に依頼する
それぞれの注意点について詳しく解説します。
人に譲るときは洗う
誰かにぬいぐるみを譲る前には必ず洗って、なるべく綺麗な状態で渡しましょう。なぜなら、匂いや汚れがひどいと受け取る側が不快に感じたり、場合によっては受け取ってくれなくなる可能性があるためです。
相手が個人でなく、施設や団体の場合でも同じく、綺麗にしておくほうがよいでしょう。
ただし、綺麗にしたいからといって洗濯機で雑に洗うという方法をとってはなりません。生地が傷んでしまうことがあるため、手洗いで丁寧に洗う必要があります。
ぬいぐるみを洗う際の手順は以下の通りです。
1.バケツなどにぬるま湯と中性洗剤(キャップの5mm〜1cm程度)を入れる
2.汚れが落ちるまで5分ほど優しく押し洗いする
3.きれいな水で3回以上すすぐ
4.柔軟剤を入れたぬるま湯に20〜30分ほどつける
5.ぬいぐるみをネットに入れ、洗濯機で10〜30秒脱水する
6.毛の流れに逆らってブラッシングし、風通しの良い場所でしっかり乾燥させる
「もう不要なものだから」と適当に扱うのではなく、思い出のあるぬいぐるみが新しい人とよい思い出を作れるように、丁寧に洗ってなるべく綺麗な状態で譲りましょう。
自分で洗うことに不安を感じる場合は、専門のクリーニング業者に依頼してみましょう。
量が多い場合は不用品業者に依頼する
量が多い場合は、不用品業者に依頼するようにしましょう。なぜなら、不用品回収業者に依頼すれば一つずつ処分する手間が省けるためです。
不用品回収業者を利用すれば、自宅まで引き取りに来てもらえるほか、量が多くてもまとめて処分してもらえます。量が多い場合、人に譲る場合も譲り先が見つからなかったり、売却や寄付をしたい場合も持って行く負担が大きくなります。しかし、不用品回収を依頼すればまとめて引き取ってもらえるため、処分にかかる負担が大幅に軽減できるでしょう。
また、ぬいぐるみ以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、量が多い場合はもちろん引越しなどで他の不用品を処分したい場合にもおすすめです。
ぬいぐるみの不用品回収に関する弊社事例
弊社では、不用品回収やリボーンプロジェクトを通じて、これまで多くのぬいぐるみをお引き取りしてまいりました。ここでは、実際にご依頼いただいた事例をご紹介いたします。
ぬいぐるみ以外にも不用品があれば、まとめて回収対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
リボーンプロジェクトの利用事例①
「地球環境を良くして社会貢献につながるような活動をしたい」という思いからリボーンプロジェクトにご協力頂きました。この事例では、ぬいぐるみの他に春夏用衣類も回収しています。
「ワクチン寄付や雇用創出に協力したい」という想いを伝えていただきましたが、引き取ったぬいぐるみや衣服はフィリピン等にお送りし、そこで発生した金銭をワクチンに変えることができました。
リボーンプロジェクトの利用事例②
思い出が詰まっていて捨てられなかったランドセルやぬいぐるみを、リボーンプロジェクトに参加したいという思いから回収のご依頼を頂きました。「誰かの元で第2の人生を送ってほしい」という気持ちを伝えていただきましたが、責任を持って弊社が新たに使われる方の元へ送りました。
思い出のあるぬいぐるみなどは捨てることに戸惑いがある方も多いですが、寄付という形で処分する方法を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ぬいぐるみは基本的に可燃ゴミで処分できますが、大切なぬいぐるみを処分することに抵抗がある場合は寄付団体に寄付したり不用品回収業者への依頼がおすすめです。
名古屋市内や愛知県・岐阜県で不用品回収業者をお探しの方は、ぜひグッドサービスにご相談ください。グッドサービスでは、業界最安値で迅速丁寧に大切なぬいぐるみを回収致します。最短で当日回収も可能なため、引っ越しなどで急いで処分が必要な場合もお任せください。
まずは、電話またはメール・LINEにてどうぞお気軽にお問い合わせください。