遺品整理はいつから始めるべき?気を付けたい注意点も解説！
2022/01/21
「遺品整理はすぐにしなければならないの？」と思っている人もいるでしょう。大切な家族が亡くなると、悲しい気持ちからなかなか抜け出せません。しかし現実は、書類の手続きや葬儀の手配など、さまざまなすべきことがあります。そのひとつが、遺品整理です。
遺品整理は、いつから始めるべきなのでしょうか？ここでは、遺品整理を始める時期と、気をつけたい注意点もあわせて解説します。
そもそも遺品整理とは？
「遺品」とは、亡くなった人の持ち物です。日常的に使っていたものから大切に保管していたもの、貴重品まで、すべてを含みます。つまり遺品整理とは、亡くなった親族や家族の持ち物すべてを整理することです。
遺品整理はいつから始めるべき？
遺品整理はいつから始めるべきなど、決められた時期はありません。具体的に決められている日にちはないので、基本的に、いつ始めても問題はありません。
遺品整理をするのに多いタイミングは、主に以下の2つです。
・四十九日など区切りがいい日
・親族が一堂に集まる日
一般的に多いタイミングは、区切りのいい四十九日後や、親族が一堂に集まる葬儀後などのタイミングです。また、相続税が発生する前や、自分の気持ちに整理がついたタイミングで始める人もいます。それでは、遺品整理を始める時期について見ていきましょう。
葬儀後
葬儀後に、遺品整理を始める人もいます。遺品整理をすぐに行う理由は、以下の理由があります。
・故人が賃貸物件に住んでいたため
・親族一同が集まるのが葬儀のため
亡くなった人が住んでいた家が賃貸物件の場合、いつまでも家賃を払い続けるわけにはいかないため、葬儀後、すぐに遺品整理をする場合もあります。
葬儀後であれば、遠方に住んでいる親族も来ているため、みんなで遺品整理ができるので、後々トラブルになることもありません。葬儀後はバタバタと忙しいですが、あえてこのタイミングで遺品整理をする人もいます。
四十九日後
人は亡くなると、その魂は、四十九日まで現生の世界をさまよっているといいます。次の世界に旅立った四十九日後に、遺品整理を始める人もいます。
また、四十九日の際には法要をしますが、このとき親戚が一堂に集まる場合、法要の後に、話し合いをしながら遺品整理をするのです。
相続税の発生前
相続税の発生前に、遺品整理を行う場合もあります。亡くなった人が財産を多く持っており、相続税の非課税額を超えていた場合、相続税を支払うことになります。
相続税を支払う場合、書類を作成し税務署に提出しますが、提出期限は、「被相続人が亡くなってから10か月以内に申告・納税」と決まっているのです。期限を過ぎると、相続税の控除を受けられなくなるうえに、高い延滞税の支払いが待っているので、期限は守る必要があります。このため、相続税を支払う前のタイミングで、遺品整理を行います。
自分の気持ちに整理がついたとき
自分の気持ちに整理がついたときに、遺品整理を行う方も多くいます。大切な家族や親族が亡くなれば、悲しみに打ちひしがれます。しかし、時間が経過すると徐々に気持ちも落ち着いてくるので、この落ち着いたころを見計らって、遺品整理をするのです。
賃貸物件に住んでいる場合には、家賃との兼ね合いがあるため、早めに遺品整理を行いますが、持ち家の場合には、家を引き払う必要もないため、つい遺品整理を先延ばしにしがちです。悲しい気持ちはわかりますが、そのまま故人の遺品を放置しないように注意しましょう。
遺品整理の2つの方法
遺品整理には、2つの方法があります。
・自分で遺品整理を行う
・遺品整理業者に依頼する
自分で行う方法と、業者に依頼する方法の2つです。それでは、それぞれの遺品整理の方法について、詳しく見ていきましょう。
自分で遺品整理を行う
自分で遺品整理を行う場合には、費用は抑えられます。自分で遺品整理をする場合の費用相場やメリット、注意点は、以下のとおりです。
| 費用相場 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 小さい粗大ごみ300円～ 大きな粗大ごみ1,000円～ |
・一つ一つ思い出に浸りながら仕分けできる ・費用が抑えられる |
・余計に悲しみが深くなる ・時間と労力がかかる |
自分で遺品整理を行う場合、費用は抑えられるのが最大のメリットですが、仕事が休みの日など時間を調整しながら遺品整理をすることになるので、作業がなかなか進まないこともあるでしょう。
また一つ一つの遺品に触れるので、思い出に浸りながら作業ができますが、悲しみが落ち着いていないときには辛いでしょう。遺品整理が、悲しみで進まないこともあるかもしれません。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理を業者に依頼すれば、作業はスムーズにはかどります。遺品整理業者に依頼する場合の費用相場やメリット、注意点は、以下のとおりです。
| 費用相場 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 1K 30,000円～80,000円 1DK 50,000円～120,000円 1LDK 70,000円～150,000円 2DK 90,000円～200,000円 3DK150,000円～250,000円 |
・短時間で片付く不用品の回収や買取、清掃までしてもらえる ・精神的・肉体的に楽 ・要・不要の仕分けがスムーズに進む |
ある程度費用がかかる |
遺品整理業者に依頼すると、費用はかかりますが、あっという間に片付けが進みます。また、遺品の整理だけではなく、不用品の回収や買取、清掃などもしてくれるので、家の中がきれいになります。
遺品整理を行うときの注意点
遺品整理を行うときの注意点があります。
・エンディングノートや遺言書の記述を確認する
・遺品整理は相続人が行う
・重要書類や貴重品を処分しないように注意する
それぞれ詳しく解説します。
エンディングノートや遺言書の記述を確認する
エンディングノートや遺言書の記述を、確認してから遺品整理を行いましょう。エンディングノートや遺言書の中には、遺品に関する指示がある可能性もあるためです。
まずはエンディングノートや遺言書が存在するか、存在すればその中身を確認してから、遺品整理をしましょう。
遺品整理は相続人が行う
遺品整理は、相続人が行うべきです。相続人が複数いるなら、相続人全員で遺品整理を行いましょう。一人だけで遺品整理を行うと、後々トラブルに発展する可能性が高いです。トラブルを回避するためにも、相続人全員でしましょう。
重要書類や貴重品を処分しないように注意する
重要書類や貴重品を処分しないように、注意しましょう。需要な書類は、主に以下のものがあります。
・有価証券
・契約書類
・不動産などの権利関係書類
間違って処分しないようにしましょう。
まとめ
遺品整理を始める時期は、決まっていません。一般的に多いタイミングは、区切りのいい四十九日後や、親族が一堂に集まる葬儀後などのタイミングです。相続税の手続き前や気持ちが落ち着いたころに始めてもいいでしょう。
ただし、いつまでも遺品整理をしないで放置することは、避けましょう。自分たちで遺品整理をする料金は抑えられますが、思い出に浸りがちですし、悲しみがわいてきます。また、時間もかなりかかってしまいます。
遺品整理業者に依頼すれば、ある程度費用はかかりますが短時間で家の中が片付き、精神的にも、肉体的にも楽になるでしょう。
「株式会社GoodService」は、利用者の満足度が96％の遺品整理業者です。見積もりは無料ですので、まずは遺品整理でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
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